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国分寺まつり2023に参加!

国分寺まつり2023に参加してきました!

令和5年11月5日に4年ぶりに開催された国分寺まつりに東京都理学療法士協会の事業の1つとしてブースを出しました。

「脳と体の年齢チェック」

200名を越える方々がいらっしゃり、大大大盛況となりました!
高齢者世代はもちろん、3世代家族やご夫婦、子ども同士など多くの方が来てくださいました。

例年、10万人以上が来場するといわれている国分寺まつりですが、130を超えるブースが出店し、野菜の宝船(解体後、宝野菜を無料配布!!)や様々なイベントが開催され、阿波踊りやフラダンス、サンバなど多彩にあふれた大規模祭りです!

2020-2022はコロナ禍で中止となっておりましたが、この度4年ぶりに復活し、東京都理学療法士協会の国分寺市支部が都民に向けた健康増進・普及活動の一環として参加者の体力測定を行い、その後、アンケートと必要な方にリハビリ相談を受けるなど行いました。

リハビリベースからは原嶋と尾作が参加し、近隣の病院やデイケア、訪問看護の理学療法士達が集結し、交流も深めました!

元気な高齢者から、現在悩んでいる方がリハビリに困らないように、このような活動を続けていきます!!

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Sportip社さんの導入事例で当施設が紹介されました!

先日受けたインタビューが記事になりました!Sportip社


当施設で導入している、AIによる姿勢や歩行解析ソフトSportip proを開発された、Sprotipさんから先日インタビューを受け、当施設の【導入事例】が記事になりました!

なんと!インタビュー記事第1号です!

脳梗塞や脳出血の後遺症の方、腰痛や義足の方にもSportip proを用いて幅広く評価の参考にさせていただいております。

Sportipを体験で行いたい!

そんな方もいらっしゃっております。

当施設ではリハビリの新しい選択肢として、機能改善に向けたトータルアプローチを行っております。
・整体に通い続けているけど治らない
・スポーツジムでは医療知識のある専門職がいないくて相談できない
・整形外科では時間が短い
・介護保険のリハビリに満足できない
など

今の身体に満足できていない方は是非一度ご相談ください!

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リアルな脳卒中が治る確率

リアルな脳卒中が治る確率

 
「脳梗塞が起こった。今後生活はどうなってしまうのだろう。」
 
「今後、どのくらいの確率で、回復するのか。」
 
今回は、脳卒中に起こりうる死亡率から、後遺症の重症度、予後予測まで、脳卒中のリアルな現状を述べていきます。
 
脳卒中と言っても、「脳梗塞」や「脳出血」によって、死亡率から、重症度による治る確率も、ある程度傾向が決まっています。また、脳卒中は、梗塞が起きた部位や、出血した量により、意識レベルや、麻痺の状態、高次脳機能障害など、症状は様々です。
 
脳卒中の分類から、初期評価、それから予後どれだけ動けるようになるのかを、数字を持って述べていきます。
 
 

脳卒中患者の生存率は?

脳卒中の中には、どの病型も死に至るケースがある程度の割合でてきます。ご存知の通り、日本でも死亡患者のうち、脳血管疾患が第4位と上位にあります(厚生労働.2021)。特に、50歳以降になると、心疾患に続き死因第3位に必ず上がってきます。
 
 
 
 
 
 
重症度の確率にも関係しますが、生存率は年齢、全身の健康状態、脳卒中の病型、治療のスピードなど、いくつかの要因によって大きく異なります。「脳出血が起こり、発見が遅くなってしまった」、「心疾患から、脳梗塞が起こってしまった。」など、脳卒中に至る背景からも、治る確率は決まってきます。
 
脳卒中の代表的な病型として、脳梗塞(47.9%)、脳内出血(26.5%)、くも膜下出血(9.5%)、その他の脳血管疾患(2.2%)と、死亡率の割合が挙げられます(厚生労働省「人口動態統計」.2019)。脳梗塞は、脳卒中の中でも、母数として発症頻度が高く、死亡する割合も脳卒中の中で一番多く占めます。
 
 
 
 
全体の数としては、脳梗塞が一番に上がってきますが、急性期の病院では、違う傾向にあります。
国立循環器病研究センターの報告では、院内の脳卒中発症後の死亡率は、脳梗塞(4.4%)、脳出血(16%)、くも膜下出血(26.6%)という順に示されています。脳梗塞に比べ脳出血、さらにはくも膜出血は、病型として重症度や、死に至るリスクが高いと言えます。
 
次は、より細かい病型から、脳卒中が引き起こされやすい傾向をみていきます。
 

脳卒中の病型別の特徴

脳卒中データバンクによると、脳卒中の病型、発症頻度としては、アテローム血栓性脳梗塞(24.1%)、ラクナ梗塞(22.7%)、心原性脳塞栓症(19.2%)。次いで、高血圧性脳出血(13.7%)、一過性脳虚血(TIA:5.8%、くも膜下出血(6.4%)、その他脳出血(3.0)の順にあります。
 
 
 
 
特徴としては、心原性脳塞栓症の場合、60歳以降で年代別に急増し、80歳は30%と起こる頻度が高くなっています。心原性能塞栓症とは、心臓にできた血栓が脳に運ばれ、脳血管を詰まらせる病気です。
具体的な心疾患として、9割以上が心房細動と呼ばれる不整脈から起因し、心臓の老化に伴い増加する脳卒中の代表的なタイプになります。
心原性脳塞栓症の特徴として、重症度が比較的高く、多く介護を要する傾向にあります。
 
 
(厚生労働省「人口動態統計」2019年から抜粋)
 
 
脳出血、くも膜下出血では、60歳以下で発症する頻度が最も高く、それぞれ20%、13%と、他の病型と比較し、若い年層に起こる頻度が高いのが特徴です1)

また下図の重症度スケールNHISSでは、11項目4段階で、麻痺の重症度を分類できる評価があります。この評価は、脳卒中患者に対して予後予測にも有で、信頼性が高いことが証明されています2)

重症度分類は、軽症(1-5点)、中等症(6-14点)、重症(15-24点)、非常に重症(25点以上)となっています。脳出血の場合、5段階中のもっとも重い23点以上が、25%を占めております。

先程述べた心原性脳塞栓症も、20%と重症化する高い割合を示しています。他の病型では、TIAの場合は、4点以下の軽症が90%、ラクナ梗塞では70%と、軽症レベルが非常に多いのが特徴です。
 
 

歩行が可能か、予後判定

先程は、脳卒中の重症化分類としてNIHSSを用いましたが、脳卒中の後遺症を評価する部分として、麻痺のレベルを段階付けすることがよく用いられます。
麻痺のレベルから、実際に起き上がりから、立ち上がり、または歩くことができるかということの、判断材料となります。

代表的な指標として以下の2つ、BrunnStromStage(ブルーンストロームステージ)、Fugl-Meyer assessment(フューゲルマイヤーアセスメント)が挙げられます。

■BurunnStrom Stage (ブルーンストロームステージ)
麻痺のレベルは、手と脚のそれぞれを6段階で評価していきます。大事な麻痺のポイントとして、「分離運動」と呼ばれる各関節が分かれて動くかどうかとういう点に着目しています。分離の逆は「共同運動」と呼ばれ、麻痺が重度で個々の関節を別々に動かすことができずに、共同的に曲げるか伸びるかの2パターンとなってしまっている状態を指します。やはり歩くことや、手を使うといった日常生活の動作は、「分離運動ができる」ステージ4〜5へ育てていくことが大切です。代表的な歩行自立の指標として、二木の、脳卒中が発症した1ヶ月で、今後歩行が可能かどうかの有無を、ブルーンストロームステージを使用して、予後予測を行う指標があります。

■二木の入院後1ヶ月、最終自立度予測基準
他にも、FMAやバランス指標であるBBS、日常生活指標FIMなどのテストを用いて、歩行自立度を評価する指標はありますが、全てを不足なく網羅する指標はありません。ある割合で、当てはまらずとも歩行を達成することができる、慢性期でも時間をかけて自立を図ることも可能です。あくまでも、多い確率として、入院時の設定として、ベッド周囲の動作が自立している、ブルーンストロームステージとして麻痺のレベルが4以上の場合は、歩行を獲得する確率が高い傾向にあります。
 
 
■BBSによる歩行自立評価
BBSとは、Berg Balance Scaleの頭文字をとった略で、項目は下記の通りです。14項目、各4段階評価、総合56点になります。各バランス課題を4段階評価し、総合得点から「転ばずに1人で歩くことが出来るか。」を判断します。
 
1. 椅子からの立ち上がり
2. 立位保持
3. 座位保持
4. 着座
5. 移乗
6. 閉眼立位保持
7. 閉脚立位保持
8. フェンクショナルリーチ
9. 拾い上げ
10. 振り返り
11. 360°の方向転換
12. 踏み台昇降
13. タンデム立位
14. 片脚立位
 
 
 
「カットオフ値」と呼ぼれる、言わば1人で安全にバランスが取れる合格点というものがあり、BBSは45点以上にて、1人でバランスをとり歩けると言われています。この数値は、実際の回復期病院にて取られた有効性の高い数値ではありますが、実際は自宅内の歩行など、伝いができる環境や、屋外で見守りにて行えるなど、歩行導入に対しては、必ず必要な数値ではありません。また逆に、数値が上回っているからといって、必ずしも転倒なく過ごせるといったことでもありません。認知機能や、また危険かどうか判断ができる危険認知、注意力など、高次脳機能も判定する上で重要な要素となってきます。
 
脳卒中の予後や回復の話になると、まず思い浮かべるのは「もう一度歩けるかどうか」という点が着目されると思います。発症後からの予後判定としては、ブルーンストロームステージに基づいた麻痺のレベルから、実際の歩行自立判定としてBBSが用いられます。このような指標を用いる事で、治る確率が上っているか、下がっているのか判断する材料になります。より確率を上げていくには、リハビリが重要なのは過言ではありません。脳卒中の病型の特徴から、致死率や重症度の傾向をみてきましたが、実際の予後予測では急性期を脱して、回復期入院後の評価から日を追うごとに、最終的な回復度合いは明らかになってきます。
 
 

リハビリベース国分寺の取り組み

 
 
リハビリベースでは、脳卒中が起こり、急性期から退院し、そのままリハビリに通われる方や、回復期以降もさらに上を目指しリハビリを求めて来られる方が多数いらっしゃいます。歩行はある程度獲得し、自宅で生活を送りながらも、リハビリを集中的に行いたい方。回復期を経て歩行を行えるようになったが、後遺症をもう一段階改善したい方。歩きだけでなくランニングも目指したい方。保険外では、それぞれの利用者様のニーズに合わせ、目標が実現できるまでリハビリで改善を図ることができます。
 
先程は、脳卒中後の回復として「1人で歩けるようになる」という点で、様々な評価指標を出していきましたが、単独歩行に到達しない重度〜中等度の後遺症をお持ちの方が、回復として諦めざる終えないということではありません。中には、脳卒中が起こり、意識レベルが低い期間が長く、リハビリを3年も受けられずに、覚醒が良くなってからリハビリを開始される方もいらっしゃいます。脳卒中の予後は、先程述べた麻痺の評価だけでなく、病歴や、家族構成、自宅環境、内科的疾患の状態など多様性を富んでいます。その中でも、「少しでもできること増やす。」、「長い時間をかけても歩けるようになりたい。」と、どの目標を持ち、どのように目指していくかで、後遺症との付き合い方は多く異なってきます。
 
 
今までの経過や、現在の悩み、今後の方向性をまずは、一緒に体験で共有しませんか?
 
重症度が高っかったのにも限らず、奇跡的な回復を遂げる。そのようなケースを生み出すのは、やはりリハビリの力にあります。「ダメだ」と言われたことに、まだ可能性が多くあるかも知れません。諦める前に一度、ご相談下さい。
 
 

予想をくつがえすリハビリ

先程も述べたように、多くのブルーンストロームステージにて、2や3レベルの人が歩けないかというと、そうではありません。麻痺に対して、装具や杖を使用し調整を行い、残存する機能を上手く引き出していくことで、歩行獲得を果たす方も多くいます。
それにも、麻痺に対して可動域改善を図ることや、筋力を上げる、動作を修正し獲得するといったリハビリを取り組むことで、可能となることがあります。通例では、回復期と呼ばれる発症後の6ヶ月が回復大きく見込める期間と言われています。
ですが、回復期を経た慢性期でも必要なリハビリを行うことで、麻痺の度合いや動作を改善できることは、エビデンスレベル証明されており、リハビリベースではそのノウハウが実在します。
 
 

歩けないから、終わりでない。。。

脳出血が起こり、なんとか命はとりとめたものの、重い後遺症を患ってしまった。麻痺のレベルも重度、高次脳機能障害もあり、歩行は難しい。それでも、出来る様になることはたくさんあります。寝返りから、車椅子への乗り移り。家族や介護サービスにて手を借りることが出来れば、様々な活動に広げることも出来ます。
歩けないから、リハビリは終わりではありません。助かったからこそ、やれることは無限にあります。自宅に戻っても、時間を経過しても治る確率を上げるリハビリを私達は提供します。
 
 

【参考文献】

1)山口修平. 小林祥泰.(2014)脳卒中データバンクからみた最近の脳卒中の疫学的動向.脳卒中36:378-384.
2)Brott, T., et al. Measurements of acute cerebral infraction: a clinical examination scale.
3)二木立. (1982).脳卒中リハビリテーション患者の早期自立度予測.リハ医学.19:201-223.
4)林真範. 太田郁. 回復期リハビリテーション病棟における脳卒中患者の歩行自立までの期間予測. 理学療法学. 第46巻第3号. 188-195.

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この記事を書いた人

尾作研太 理学療法士

回復期病院にて4年間勤務、主に整形外科や脳血管疾患、脊髄損傷のリハビリに従事。海外の大学にて、ヘルスケアの学位を取得後、訪問リハビリと地域の介護予防に参画。脳血管疾患の方の動作獲得や、装具を含めた歩行の修正、社会復帰までサポートしている。

脳出血のリハビリに必要な入院期間について

脳出血のリハビリに必要な入院期間について

脳出血や脳梗塞をはじめとする脳血管疾患は内閣府の報告によると要介護の原因の第2位となるなど、再発例も含めて年間で推計29万人発症しています。
内訳としては64%が脳梗塞、25%が脳出血、9%がくも膜下出血とされています。
(『日本の脳卒中の発症者は年間 29 万人―滋賀県脳卒中発症登録事業より推計―』H29滋賀医科大学より)


今回、脳出血をはじめとする脳血管疾患の原因、男女比、入院期間、退院後のリハビリについてまとめてみました。

目次

・脳出血などの脳血管疾患の原因
・脳出血などの脳血管疾患の好発年齢と男女比
・入院期間はトータルでどれくらい
・入院期間を短くする方法
・退院後のリハビリ

脳出血などの脳血管疾患の原因

脳出血や他の脳血管疾患の原因は、生活習慣病と密接に関連しています。
以下に、生活習慣病と脳血管疾患の関連性を説明します。
高血圧(高血圧症)
高血圧は、脳血管疾患の主要なリスク因子の1つです。高血圧が持続すると、血管が収縮し、壁が厚くなり、破裂しやすくなります。これにより、脳出血のリスクが増加します。
高コレステロール(高脂血症)
高コレステロールは、動脈硬化(アテロスクレローシス)の原因となります。動脈内にコレステロールがたまると、動脈が狭くなり、血流が阻害され、脳梗塞のリスクが高まります。
糖尿病
糖尿病は、血管に対するダメージを引き起こす可能性があり、脳血管疾患のリスクを増加させる要因です。高血糖状態が続くと、血管が損傷し、炎症が起こることがあります。
肥満
過度の体重や肥満は、高血圧、高コレステロール、糖尿病のリスクを高め、これらの生活習慣病が脳血管疾患につながる可能性があります。
喫煙
喫煙は、血管を収縮させ、血栓を促進するため、脳血管疾患の発症リスクを増加させます。また、一酸化炭素の影響で酸素供給も制限されます。
不健康な食事習慣
高塩分、高脂肪、高糖分の食事習慣は、高血圧や高コレステロールのリスクを高め、脳血管疾患に寄与する可能性があります。
運動不足
運動不足は、体重増加や血管の健康に悪影響を及ぼし、脳血管疾患のリスクを増加させます。
これらの生活習慣病が積み重なると、脳血管疾患のリスクが高まります。したがって、健康な生活習慣の実践、バランスの取れた食事、適切な運動、禁煙、定期的な健康診断などが非常に重要です。生活習慣の改善は、脳血管疾患の予防に役立つことが証明されています。

脳出血などの脳血管疾患の好発年齢と男女比

脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血にはそれぞれの好発年齢と男女比があります。個々により違いますが、一般的なケースは以下の通りです。

脳出血(Intracerebral Hemorrhage)

好発年齢
脳出血は一般的に中年から高齢の人々に多いです。60歳以上の患者が多いですが、若年層でも発症することがあります。
男女比
男性の方が女性よりもやや多い傾向がありますが、両性に発症のリスクが存在します。

脳梗塞(Ischemic Stroke)

好発年齢
脳梗塞は高齢者に多い傾向があり、60歳以上の患者が特に多いです。しかし、若年層でも発症することがあります。
男女比
男女ともに発症リスクが存在しますが、若い年齢層では男性の方がやや多いことがあります。高齢者では性差は縮小することがあります。

くも膜下出血(Subarachnoid Hemorrhage)

好発年齢
くも膜下出血は比較的若い年齢層にも発生しやすく、30歳から60歳の間に多いですが、若い成人や高齢者にも発症します。
男女比
若年層では女性の方が男性よりもやや多いことがありますが、全体的には性差はあまり大きくありません。
これらの脳血管疾患は、年齢、性別、リスク因子、遺伝的要因、地理的要因などによって異なる特徴を持つことがあり、個別の患者においても異なる疫学的特性が見られます。したがって、疾患の発症リスクについては、個別の病歴やリスクファクターに合わせた詳細な評価が必要です。医師や医療専門家に相談し、適切な予防策やスクリーニングに従うことが重要です。

入院期間はトータルでどれくらい

脳出血患者の入院期間は、一般的に急性期(acute phase)と回復期(rehabilitation phase)に経るため、数週間から数ヶ月にわたることがあります。ただし、これは一般的な目安であり、患者の状態や治療計画によって異なります。

急性期(acute phase)

急性期
急性期は、脳出血が発生してから数日から数週間にわたる段階です。この期間では、患者の状態が最も危険で重症な段階です。患者は通常、集中治療室(ICU)や脳外科病棟で監視され、必要な治療が行われます。
急性期の入院期間は、脳出血の重症度、手術の必要性、合併症の発生などによって異なります。重症の場合、数週間から数ヶ月入院が必要なことがあります。

回復期(rehabilitation phase)

回復期
急性期を過ぎた患者は、回復期に入ります。この段階では、患者の身体的な機能と認知機能を回復し、生活の質を向上させるためにリハビリテーションが提供されます。
回復期の入院期間も患者の状態に応じて異なります。軽度の場合でも、数週間から数ヶ月の入院が必要かもしれません。
回復期病院と呼ばれる病院での入院期間は大きく2つに分かれます。発症から180日いっぱい入院できるところと、入院してから3か月で退院しなくてはいけないところです。転院する前に施設情報を集めておくと良いでしょう。
総合的な入院期間は患者の個別の状態によるものが大きく、治療チームが患者の進捗状況を評価し、ADLの自立度を図りながら退院までの道筋を立てていきます。

入院期間を短くする方法

脳血管疾患の入院期間を短くするために、リハビリテーションの観点から考えることは非常に重要です。
リハビリテーションは患者の回復を促進し、機能の喪失を最小限に抑え、動作の再獲得をするのに役立ちます。
以下は、リハビリテーションを通じて入院期間を短縮する方法です。


早期リハビリテーションの導入

脳血管疾患の患者に対して、早期にリハビリテーションプログラムを開始します。
急性期からリハビリテーションを始めることで、患者の機能回復を早めることができます。


個別化されたリハビリテーションプラン

各患者の状態とニーズに合わせて、個別化されたリハビリテーションプランを作成します。
患者の障害や機能の喪失に合わせて、運動療法、言語療法、作業療法などの適切なリハビリテーションアプローチを提供します。


家族の教育とサポート

患者の家族にもリハビリテーションに関する情報とサポートを提供します。
家族の理解と協力は、患者の回復を促進する重要な要素です。


目標設定とモニタリング

リハビリテーションプランには、具体的な目標を設定し、それらの進捗を定期的にモニタリングする仕組みが含まれます。
目標の達成度に応じて治療計画を調整し、効果的なリハビリテーションを確保します。


退院計画

退院前に、患者の家庭環境でのリハビリテーションやサポートが計画されます。患者が入院後も適切なリハビリテーションを受けられるように、適切なサービスやリソースが提供されます。


これらのリハビリテーションのアプローチを適切に実施することで、患者の機能回復が促進され、入院期間が短縮される可能性が高まります。ただし、リハビリテーションは患者の状態に合わせて個別化されるべきであり、医師やリハビリテーションチームの指導に従うことが重要です。

退院後のリハビリ

退院後のリハビリは個別の状態によって変わります。
主な違いとしては介護保険の利用の有無です。
入院中に退院後の生活を見据えて介護保険を申請するケースが多く、訪問診療や訪問看護などの在宅サービスやデイサービスやデイケアといった通所サービスを利用します。
また、介護保険を利用していないケースもあります。それは、申請したが適応外となった方、そもそも介護保険を利用する年齢ではない方、仕事復帰しているため保険サービスを利用することが出来ない方などです。
このような場合、ほとんどの方がリハビリ難民となります。
リハビリ専門家ではない整骨院に行ったり、整形外科クリニックのリハビリも20分程度、医療知識のないスポーツジムなど相談したくても個別の例に対して知識も経験もなく、インターネットやSNSで情報を集めているケースが多いのではないでしょうか。

おすすめは自費リハビリ施設です。
介護保険を利用している方にとっては併用する事ができ、リハビリ時間を増やすことが出来ます。
また、リハビリ難民の方にとっては保険にとらわれない、リハビリを個別に行うため、ケアからトレーニングまで幅広くアドバスをもらうことが出来ます。
職場復帰までのリハビリで週に2-3回通われる方もいらっしゃいます。
施設によっては独自のプランとして宿泊付きもあるようです。
自費のリハビリは社会保障費の増加を背景に国も必要性を認識しており、今後のトレンドとなり、注目されている新しい選択肢となります。
また、再発予防の観点からもアドバイスをすることが出来ます。

リハビリベースの体験は90分の中で内容が充実しています。
よろしければ体験来てください。

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この記事を書いた人

小児から高齢者、俳優からスポーツ選手のリハビリを経験。ラグビーワールドカップ2019のスポーツマッサージセラピスト、TOKYO2020大会の医療スタッフとして派遣経験あり。スポーツ現場へのサポート、地

原嶋崇人 リハビリベース国分寺院長 運動器認定理学療法士

小児から高齢者、俳優からスポーツ選手のリハビリを経験。ラグビーワールドカップ2019のスポーツマッサージセラピスト、TOKYO2020大会の医療スタッフとして派遣経験あり。スポーツ現場へのサポート、地域高齢者に対しての介護予防や転倒予防事業の講師などを行っている。

NHKにリハビリベースの写真が掲載されます。

2023年9月2日放送NHK「BIZ STREAM」

NHKのCS放送「BIZSTREAM」にてリハビリベースのホームページで使用している写真が掲載されます。

AIで姿勢や歩行診断をしてくれているSportip社を使用しているところの写真です。
リハビリベースの名前は出ませんが、放送が楽しみです!

リンク先はコチラ↓
9/8に担当者さんから連絡が来て、「時間が押してしまい最後紹介できなかった。」とのことでした。
生放送でコメンテーターの方がいる番組だったので残念でした。
また機会があれば是非協力したいと思います。

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ご利用者様がInstagramに投稿してくださいました。40代女性 脳出血

Instagramより

40代で脳出血(発症から3年)されたご利用者様のInstagramにリハビリベースに通うきっかけやリハビリの様子など投稿してくださいました。

こちらからお願いをしたのではないのですが、投稿内容を拝見したところ、とても貴重なご意見であり、多くの方に共有したいと思い、コチラのブログでも掲載させていただく事になりました。

 *ご本人様の許可を得て引用しております。

【私事
3年前に脳出血をおこしてから右半身に麻痺が残りましたが、入院生活でのリハビリを経て、すぐに通常の生活に戻ることができ、お仕事も復帰できました。


周囲からは以前と変わらないよと言われるものの、やはり100%には戻ることはできず、右半身がずっと重くて、体幹がうまくコントロールできないので、電車を降りる時にホームとの間を一歩越えるのに躊躇したり、包丁やペンが上手に使えなくなったり…

自分自身では違和感があり、できた事ができなくなったストレスが多々。

鍼治療やら、近所のリハビリ病院やら色々通いましたが、自分では納得する事が得られず、思い悩んでいた時に、脳卒中の後遺症改善のためのリハビリ指導の経験が豊富にある【#リハビリベース国分寺】を知りました。

施術体験とカウンセリングを経て、みっちりマンツーマンで体のケアと体の使い方、自主トレーニングを含めて指導してもらい、体の改善を目指してプログラムを組んでもらっています。
マニュアル通りの一方的な施術ではなく、一つ一つの細かい違和感にも耳を傾けてくださって、毎回安心してトレーニングに励めていることも重要。


リハビリ開始時
リハビリ3か月後

通ううちに、階段の上り下りに手すりが必要じゃなくなってきたし、半年ぶりにあった友人からも歩きスムーズになったねと驚きが!
ここに通い始めて、徐々に心身ともに自信が取り戻せている実感ができて嬉しい!

何年かお休みしているベリーダンスの発表会にまた出られることを目標にして、今先生と頑張っています。

最近、私と同じくらいの世代やバリバリ働き盛りの若い方も脳卒中やってしまって後遺症で悩んでいる方の話をよく聞くので、その後のケアとか、情報のひとつにでもなればいいなと思って投稿しました✍
ここのリハビリベースの先生がちゃんと真摯にむきあってくれるし、先生の今後の活動も応援したいと思っています。

*右足の筋力が弱まっているので、ぐらつきます。股関節周りの筋力を強化中!


#リハビリベース国分寺#脳卒中#脳出血#40代#リハビリ#脳梗塞#麻痺#トレーニング#自主トレ#40代リハビリ#病院#筋力アップ#筋肉#自費リハビリ#理学療法士#ケアマネ

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自分でリハビリできるの?

自分でリハビリって必要?

日々、リハビリを受けることで、身体機能の改善や動作獲得を図ることはできますが、実際のリハビリの時間は、日常生活のごく一部になります。1週間のうち、睡眠時間を8時間とすると、起きて活動している時間は残り112時間になります。

そのうち、リハビリベースで90分リハビリを週2回受けると、1週間のうち3時間になります。1週間の時間だけでみると、リハビリの時間は、非常に短いです。ですが、3時間のリハビリで、他の109時間の生活をいかに変えることができるか。

これには、動作を自ら意識することや、自身でのリハビリが必要になります。更には、自身のリハビリを行った分だけ、身体機能や動作改善は、より大きなものとなります。理学療法士と、マンツーマンでリハビリをすることも必要ですが、それをいかに他の時間で活かしていくかは、リハビリの経過で大きな差が生じてきます。

自主トレーニングの種類

理学療法士のリハビリは、大きく分けて、可動域訓練、神経筋促通、動作や歩行練習が代表的なものとし挙げられます。自主トレーニングとしては、主に可動域訓練と、動作練習をご自身で行ってもらうことが多いです。

可動域訓練
一つ目に、自主的に行えるリハビリとして、ストレッチングなどの可動域訓練があります。マンツーマンのリハビリでも、徒手療法と呼ばれる手による施術により、硬くなった筋肉や関節を伸ばし柔くする。麻痺の後遺症により高くなった筋緊張に対して、緊張を和らげ、関節の可動域を広げていく。より専門的な徒手療法によって可動域は改善されますが、毎日自宅でストレッチングを行うことも、とても重要です。日課のように毎日行ってもらうことで、より大きなリハビリの効果を生み出すことができます。

動作、歩行練習
ベッド上での寝返りから、起き上がり、立ち上がりから、歩行と様々な動作が挙げられます。これらの動作が、1人で自主トレーニングとして行えるかは、それぞれの麻痺の状態や、手すりなどを含めた環境にもよりけりです。脳梗塞後遺症の片麻痺を呈した方でも、手すりを使用し行うか、それとも手すり付近にて、フリーハンドで行うかは、1人で安全に行える動作レベルによります。リハビリベースでは、ご利用者の評価から、自宅環境を把握し、自主トレーニングを提供していきます。
 
 

自主トレーニングのポイント

より細かな自主トレーニングの内容になりますが、自身の身体の問題点や、改善すべき点を理解することが、より効果的な自主トレーニングを生み出します。

例として、脳梗塞後遺症で左手の麻痺による硬さが生じている方に対しては、まず肩の可動域制限を、筋緊張の緩和とともに広げていくことが大切です。

初めは、寝た姿勢を行うことで、重力がない状態で可動域を広げていきます。麻痺側と反対の手で支えながら、麻痺側の脇下のストレッチングを、ゆっくり行っていきます。

無理なくストレッチングをかけることで、緊張の緩和と、正しい肩の動作を促し可動域を広げていきます。
 
 
リハビリベースでは、1回90分にて、時間内に最大限のリハビリを行うこともそうですが、残りの109時間にも大きな効果が生み出されるように、動作方法や自主トレーニングの内容を入念に伝えていきます。リハビリの時間以外にも、大きな変化をもたらすための90分を提供しています。

今回は、リハビリ時間以外の日常生活動作のポイントから、実際に当施設に通われている脳血管疾患の後遺症をお持ちの方を例に、自主トレーニングをご紹介していきます。
 
 
 
次に麻痺側を横向きに促通を行っていきます。促通とは、感覚を入れて動かしてあげることで、神経と筋の通り道を、促進する作業です。
 
 
次に徐々に重力位で、肩から手の動きを行っていきます。
肩は非常に自由度の高い関節なので、場合によっては、難易度が高く痛みが生じてしまう運動もあります。

大切なのは、自分の難易度にあったものを確実に行うことが大切です。
 
 

 
自主トレーニングの頻度や時間

自主トレーニングの頻度は、多ければ多い程いいですが、毎日規則正しく継続すると考えると、1日の中で朝夕の2回、または朝昼夕の3回が適切です。

時間も長さというより、正しく効果的に行えているのか、内容を重視したいです。毎日効果的かつ、規則正しく行うことを考慮すると、自主トレーニングは1~3種類、1回10分~20分がお勧めです。

中には、より多くの課題を、より長く行いたいという方もいらっしゃると思います。優先順位を決めて、正しい動作で自主トレーニングを行えていれば、他の時間に、他のトレーニングをお好みで行うことも良いです。

大切なのは、週1〜2のリハビリの中で、特に問題点となっている部分や、獲得すべき動作に対して、優先順位を持って、効果的に行うことが、改善を目指していく上で非常に大切です。
 
 

自主トレーニングの効果

先程も述べた通り、自主トレーニングはいくら長い時間をかけて、多くの課題をこなしていても、効果的に行えてなければ意味がありません。

リハビリベースでは、週1〜2回通って頂いている中で、自主トレーニングが正しく行えているか、または継続できているか、確認していきます。身体は素直で、効果的に正しい方法で行えているかは、明確に現れてきます。

また、効果的に行えている場合は、リハビリで手を施す必要がなくなり、より難易度の高い課題や、他の部分にアプローチする時間へ移行することができます。

リハビリの時間以外の、109時間をいかに有効活用していくかで、リハビリの改善状況は大きく変わってきます。
 
 

難易度設定が重要!

リハビリをしていく中で、人それぞれ目標があると思います。「杖を使って1人で歩けるようになりたい」、「痛みをなくしたい」、「階段を手すりなく、スムーズに登り降りできるようになりたい」。現在の動作状況や、目標の内容は、人それぞれ難易度が異なります。

確実な目標達成に向けても、一つずつ階段を登っていくように、無理ない課題の難易度調整が非常に大切です。先程も申し上げた通り、自主トレーニングで一番求められるものは、正確さと効果的に行えているかです。初めから、目標に急いで到達しようとすると、無理な難易度で、過度にトレーニングを行ってしまい、返って逆効果になることが多いです。


初めの自主トレーニングは、リハビリが始まった段階で、痛みに注意しながら慎重に行ってもらいました。可動域も未だ小さく、肩の挙上動作としても、代償動作動作が多い状態でした。痛みの加減をご自身でコントロールしてもらいながら、リハビリで可動域や動作を改善しては、ご自身で行える範囲でストレッチングを行って頂きました。

次のトレーニングも、可動域の向上とともに、肩の開きを徐々に大きくして行って頂きました。初めは、これ程開かなかったので、左肩の開きを狭め、愛護的に左の横向きを行ってもらいました。

最後の自主トレーニングは、最終形態として、リハビリ開始から2ヶ月経過し、行い始めた課題です。主婦業もされているので、窓をタオルで掃除するなど、日常生活動作に取り入れて、痛みなく行える自主トレーニングを行いました。どれも段階的に、慎重に難易度調整を図ることで、無理なく継続して自主トレーニングを進めることが出来ました。
 
 

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この記事を書いた人

尾作研太 理学療法士

回復期病院にて4年間勤務、主に整形外科や脳血管疾患、脊髄損傷のリハビリに従事。海外の大学にて、ヘルスケアの学位を取得後、訪問リハビリと地域の介護予防に参画。脳血管疾患の方の動作獲得や、装具を含めた歩行の修正、社会復帰までサポートしている。

突然、脳梗塞で右片麻痺になってしまったら?
~機序や特徴、リハビリまとめ~

突然脳梗塞になって右片麻痺になってしまったら。

突然、家族やご自身、または親しい人が脳梗塞になってしまったら、皆さんはどうしますか?

脳梗塞では梗塞されてしまった部位によって、様々な症状が引き起こされます。
しかし、右片麻痺か左片麻痺かで症状の大部分は予測できます。

今回、右麻痺の方の特徴、左麻痺の方の特徴、そのリハビリについてまとめました。



・脳梗塞とは
・脳梗塞は突然やってくる
・病気によるリハビリの違い
・急性期リハビリテーション
・回復期リハビリテーション
・在宅期リハビリテーション

脳梗塞とは

脳梗塞とは、脳内の血管が塞がり、その結果、酸素と栄養素の供給を受けることができない脳の一部が壊死する状態を指します。この状態が引き起こされる主要なメカニズムは二つあります。
一つは、体内の他の部分で形成された血栓(血液が固まって作られる塊)が血管内を移動し、脳内の細い血管を塞いでしまう状態です。これらの素因には血小板異常症や血液凝固異常症などがあります。
もう一つは、血管の壁に形成された動脈硬化(血管が硬く、厚くなる状態)のプラーク(血管内膜にできた塊)が破裂し、その結果として新たな血栓が形成され、血流が遮断される状態です。これは加齢とともに起こる動脈硬化だけが原因ではなく、いわゆる生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症・内臓脂肪型肥満・睡眠時無呼吸症候群など)や喫煙者などに多く見られることがあります。

脳梗塞は突然やってくる。

脳梗塞の症状は通常、突然現れます。そしてその症状は多岐にわたります。
ですが、損傷した脳の領域によって特徴があります。具体的な症状は損傷の程度と位置によりますが、以下のような症状が一般的に起こります。
表はそれぞれ、脳の左側(左半球)、脳の右側(右半球)で起きた場合をまとめております。
脳の左側(左半球)が損傷を受けると、その効果は身体の右側に表れます。
①右片麻痺
最も一般的な症状は、身体の右側(顔、腕、足)に力が入らなくなることです。これは、左半球が身体の右側を制御しているためです。その他に逆に力が抜けにくくなってしまい、自分の意志では上手く動かせない状態になります。
②言語と認知の問題
左半球はしばしば言語、計算、論理思考、分析的な思考などのタスクを担当しています。したがって、左半球の脳梗塞は、話す能力(発話)、言葉の理解(理解)、読み書きの困難、数字の理解の問題(失算)を引き起こす可能性があります。これは、ブローカ失語(発話が困難)、ウェルニッケ失語(理解が困難)、アレクシア(失読)、アグラフィア(失書)など、さまざまな形式の失語症の原因となります。
③行動と人格の変化
左半球の損傷は、患者の行動や人格に影響を及ぼす可能性があります。これには、情緒の変動、抑うつ症状、不安などが含まれます。
④利き手の問題
左半球の脳梗塞は、特に右利きの人に大きな影響を与えます。書く能力や細かい手の動きを制御する能力に影響を及ぼすからです。
脳の右側(右半球)が損傷を受けると、その効果は身体の左側に表れます。
➀左片麻痺
最も一般的な症状は、身体の左側(顔、腕、足)に力が入らなくなることです。これは、右半球が身体の左側を制御しているためです。その他に逆に力が抜けにくくなってしまい、自分の意志では上手く動かせない状態になります。
②空間認識能力の障害
脳の右半球は、形や位置、距離などの空間認識に重要な役割を果たしています。そのため、右半球の損傷は、人々が自分の身体や物の位置を正確に認識する能力を損なう可能性があります。これは「無視」の症状とも関連しており、患者は自身の左側の身体部位や左側の視野を無視してしまうことがあります。これらを左半側空間無視とも言います。
③認知と記憶の問題
右半球はしばしば全体的な思考、直感、創造性に関与しています。損傷はこれらの能力に影響を及ぼし、問題解決の困難、記憶の問題、注意力の低下などを引き起こす可能性があります。
④感情の問題
右半球の損傷は、情緒的な問題を引き起こす可能性があります。これは、急性の感情的な反応や情緒的な制御の喪失を含む可能性があります。
これらの症状は個々によって異なります。また、これらの症状がすべての人に現れるわけではなく、一部のみ現れる場合もあります。周囲の方(家族や友人、介助者など)が特徴を理解するだけでも、脳梗塞を発症した方は安心します。
もし上手くコミュニケーションが取れなくても、それはその人自身の問題ではなく、脳梗塞による影響であると思うだけでも、様々な物事が理解できるようになるのではないでしょうか。

病期によるリハビリの違い

急性期のリハビリテーション

脳梗塞の直後は、まず生命の安定と状況の安定化が優先されます。
この段階では、病状の進行を抑えるための治療が行われ、新たな脳梗塞のリスクを最小限に抑えることが目指されます。急性期の治療には通常、抗血栓薬や抗凝固薬、血圧や血糖値をコントロールする薬物が用いられます。

脳梗塞からの回復では、リハビリテーションが重要な役割を果たします。
リハビリテーションの目的は、麻痺した身体の機能を最大限に回復させ、日常生活の自立を目指すことです。リハビリテーションは、理学療法、作業療法、言語療法など、さまざまな専門分野のプロフェッショナルによって提供されます。

リハビリテーションは可能な限り早期から開始することが推奨されます。急性期のリハビリテーションは、主に以下のような内容を含みます。
1.身体機能の評価と理学療法: リハビリテーション専門家が患者の身体機能を評価します。これには、筋力、感覚、調整能力、バランス、身体の一部の制御などが含まれます。

2.基本的なADL(生活動作)の練習: 初期段階から、基本的な日常生活動作(食事、移動、トイレなど)の練習が始まります。これは、自立した生活を目指すための重要なステップです。

3.スワローイング(嚥下)トレーニング: 脳梗塞により飲食時の嚥下機能が低下する場合、専門家の指導のもとで嚥下訓練が行われます。

4.言語療法: 言語障害がある場合、言語聴覚士による早期の介入が行われます。

急性期のリハビリテーションは、病院やリハビリテーション施設などの医療機関で行われます。

リハビリテーションチームは通常、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士などから構成されます。

回復期のリハビリテーション

急性期を経て生命の安定を得た後、回復期のリハビリテーションが始まります。
この段階では、生活の質の改善と機能の回復が目指されます。

具体的なリハビリテーションの内容は、患者さんの状態や障害の程度によりますが、以下のような要素が含まれます。
1.理学療法: 筋力と座位保持、立位保持、歩行能力の改善に重点を置きます。理学療法士は、麻痺した肢の拘縮を予防と筋力を強化し、バランスと歩行能力を改善するためのエクササイズを指導します。

2.作業療法: 作業療法士は、日常生活動作(食事、着替え、トイレ、調理、洗濯など)の遂行能力を再学習するための訓練を行います。また、自宅での生活を支援するための補助具の使用方法も指導します。

3.言語療法: 言語・認知障害のある患者は、スピーチセラピストと共に言語能力の回復を目指します。また、言語聴覚士は嚥下訓練も指導します。

4.認知訓練: 記憶、注意、問題解決能力などの認知機能の改善を目指します。

回復期のリハビリテーションは、通常、リハビリテーション専門の医療機関で行われます。

ここでは、1日2~3時間程度のリハビリを毎日行います。365日リハビリと言われますが、自宅退院、社会復帰に向けて重要な時期とも言えます。

在宅期のリハビリテーション

在宅期のリハビリテーションは、自宅での生活を支えるための継続的なリハビリテーションです。
ここでは、既に獲得したスキルの維持と、可能な限り自立した生活の達成が目指されます。
また、介護保険など認定されている方は医師の指示書があれば訪問リハビリテーションとして自宅で行うこともあり、最近では特徴のあるデイサービスやデイケアが増えています。
1.理学療法: 在宅期でも、定期的に理学療法士とリハビリを行い、筋力とバランスを維持することが重要です。

2.作業療法: 作業療法士は、生活の中で新たに生じた課題に対応するための支援を提供します。また、自宅での安全性を確保するためのアドバイスも提供します。

3.言語療法: 在宅期でも、言語・認知能力の維持と改善を目指してスピーチセラピーを続けることが推奨されます。

4.適応補助具: 必要に応じて、歩行器、杖、車椅子などの補助具を利用することで、日常生活の自立性と安全性を向上させることができます。

5.日常生活の適応:家庭での作業効率を最大化するために、家の配置を変更したり、特定のタスクの遂行方法を変更したりすることが有用です。例えば、頻繁に使用する物を身体の非麻痺側に置く、一つの作業を複数の短いステップに分割するなどの工夫があります。

6.心理的サポート:脳梗塞後の生活は、身体的な挑戦だけでなく、精神的なストレスも伴います。心理療法、カウンセリング、サポートグループなど、心の健康を保つためのリソースを活用することが重要です。

7.栄養: 健康な食事は、リハビリテーションの成功に大きな影響を与えます。体重管理、血圧や血糖のコントロール、脳梗塞の再発予防など、健康状態の改善に役立つ食事計画を立てることが推奨されます。

8.生活スタイルの改善: 脳梗塞の再発を防ぐためには、健康的な生活習慣を維持することが重要です。禁煙、アルコールの摂取を控える、適度な運動を行う、ストレスを管理するなどの生活スタイルの変更が有用です。
在宅期のリハビリテーションは、患者自身とその家族が中心的な役割を果たします。
しかし、リハビリテーションのプロフェッショナルたちが継続的に指導と支援を提供することで、自宅での生活が向上し、生活の質が維持されます。

また、自宅での過ごし方についても幾つかの重要なポイントがあります。
身体活動: 軽いストレッチングや歩行など、日常的な身体活動を継続することが重要です。無理をせず、自身のペースで活動を行いましょう。また、定期的にリハビリテーションの専門家と連絡を取り、状態を報告することも必要です。

食事: 健康的な食事は非常に重要です。特に、高血圧やコレステロール値を下げる食品を選ぶことを推奨します。これには、新鮮なフルーツと野菜、全粒穀物、低脂肪の乳製品、魚などが含まれます。

心の健康: 精神的な健康も肉体的な健康と同じくらい重要です。リハビリテーションは困難であり、ストレスやフラストレーションを感じることがあります。このような感情は正常ですが、それらがあまりにも強くなったり、長期間続いたりする場合には、心理カウンセラーや社会福祉士といった専門家に相談することをお勧めします。

安全な生活環境: 転倒や事故を防ぐために、家の中をできるだけ安全にすることが大切です。例えば、滑りやすい床にはマットを敷く、手すりやバーを設置する、通路を広く保つなどの工夫があります。
脳梗塞からの回復は時間と努力を必要としますが、適切なリハビリテーションと日々の生活習慣の改善により、生活の質を改善することが可能です。
自分自身や家族が情報をしっかりと理解し、専門家と協力することで、より良い結果が得られます。

脳梗塞後のリハビリテーションは長期的なプロセスであり、患者とその家族、医療チーム全体の努力が必要です。
それぞれの段階での目標は異なりますが、すべての段階での最終的な目標は、患者が最大限に自立し、生活の質を向上させることです。
いかがでしたでしょうか。

突然、家族やご自身または親しい人が脳梗塞になってしまったら、当然困惑してしまうと思います。しかし、病気の事、これからの事を知るだけでも様々なことに心の準備ができると思います。

リハビリベースでは相談も受け付けております。
是非お気軽にご相談ください。

よりアクティブな目標を叶えるお手伝いをさせていただくことが、リハビリベーススタッフ一同の願いです。
2023年7月26日作成
2024年2月6日編集

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この記事を書いた人

小児から高齢者、俳優からスポーツ選手のリハビリを経験。ラグビーワールドカップ2019のスポーツマッサージセラピスト、TOKYO2020大会の医療スタッフとして派遣経験あり。スポーツ現場へのサポート、地

原嶋崇人 リハビリベース国分寺院長 運動器認定理学療法士

小児から高齢者、俳優からスポーツ選手のリハビリを経験。ラグビーワールドカップ2019のスポーツマッサージセラピスト、TOKYO2020大会の医療スタッフとして派遣経験あり。スポーツ現場へのサポート、地域高齢者に対しての介護予防や転倒予防事業の講師などを行っている。

脳血管リハビリテーション④(小脳)

脳血管リハビリテーション④(小脳)

今回は、脳血管リハビリテーションの続編、小脳に関しての働き、または小脳出血後遺症の特徴と、アプローチ方法に関して話していきます。
小脳は、前回の脳血管リハビリテーション③で述べた脳幹の後ろに位置しています。
脳幹(中脳、橋、延髄)に隣接しており、それぞれ小脳と協同して働く連絡通路が存在します。
小脳は、大脳小脳、脊髄小脳、前庭小脳に区分されています。発生学的に、古い順番から古小脳(前庭小脳)、旧小脳(脊髄小脳)、新小脳(大脳小脳)という呼称もあります。
脊髄小脳は、虫部と中間部に分かれます。大脳小脳は、脊髄小脳の外側の部位を指します。
前庭小脳は、一番下に位置しています。MRI画像でも、小脳は、脳幹の橋、延髄レベルの横断面にて確認できます。橋上部で上小脳脚、橋中部で中小脳脚、延髄上部で下小脳脚と呼ばれる、脳幹と小脳を結ぶ経路があります。

小脳の位置、構造

図1:大脳と脳幹、小脳の位置

小脳の役割

小脳の代表的な働きとして、「協調運動」が挙げられます。
協調運動とは、相互に調整を保ちながら、複数の筋によって滑らか、かつ正確に運動することを言います。随意運動に関しては、脳血管リハビリテーション②で説明した、意思によって身体を動かすことを指します。
この随意運動の中でも、動きを協調的に生み出している経路の一つとして、小脳は大きな役割を担っています。協調運動の代表的な検査として、図2の指鼻指試験があります。これは、自分の鼻と、相手の指や一点の標的に対して、指を往復させることで、動作の滑らかさと、標的に対して正確に到達しているかを、検査します。協調性が失われると、手のリーチがぎこちなくなる、標的に対し、大きくズレが生じてしまうといったことが見られます。日常生活では、水が入ったコップを掴み、口に運ぶ。物を棚の上に置く。脚に関して言えば、階段を円滑に登り降りができるといった動作も、協調運動が必要です。
より細かく見てみると、小脳の働きは、先ほどの小脳の区分にあったように大脳小脳、脊髄小脳、前庭小脳の3つに分けられます1)
一つ目に、大脳小脳は、視床と橋を経由し、大脳に行く運動指令を、小脳にてコントロールしています。
次に脊髄小脳は、虫部と半球中間部からなり、体性感覚を統合し、脳幹へ伝達しています。また、小脳虫部は体幹の制御を、中間部は上下肢の制御を行っています。
三つ目の前庭小脳は、耳でとられたバランス等の情報を、脳幹の前庭神経核という部分に情報伝達しています。脳血管リハビリテーション③でも述べた耳の前庭感覚によるバランス情報も、小脳を経由し脳幹に集められています。外部からの情報は、視覚や体性感覚、前庭覚が、それぞれの受容器から情報入力されますが、それらの情報が脳の中心部に向かう経路や、情報を統合してまた身体へ送り出す経路は、たくさんあります。
失われた障害経路を特定し、得られやすい、または効果的な方法をリハビリの中で探っていくのも、一つの大事な行程になります。
図2:指鼻指試験
図3:小脳の解剖

小脳性運動失調

小脳の部位と働き、また脳幹や大脳との関係性を理解したところで、次に小脳の脳卒中で引き起こされる、後遺症に関して述べていきます。
小脳の代表的な特徴である協調運動に関して述べましたが、特に脊髄小脳の役割である、筋緊張の調整は、リハビリを進めていく上で非常に大切な機能になります。脳卒中では、運動神経の経路が絶たれ、片麻痺の状態になるこが、非常に多いケースとしてあります。小脳に関しても、片側での麻痺が出るケースもありますが、随意性、筋出力は良好なことがあります。筋力は発揮でき身体は動かすことができるが、上手く調整して動かすことができないといった特徴が、小脳の後遺症にあります。この協調性のように、四肢や体幹の運動調整が失われることを「失調」と言います。特に脊髄小脳では、脳出血や脳梗塞による侵襲部位により、体幹や上下肢のどこに強く失調の症状が出るか、ある程度定まってきます。
小脳性運動失調の特徴のもう一つとして、眼球運動や視覚的な情報が、失われやすいです。
これは、前庭小脳が、平衡や眼球運動を担っているため、眼球運動が直接的に障害されることもあれば、姿勢制御の中で協調運動が上手く行えずに、周囲へ向きづらくなるといった理由もあります。人は、無意識下、または予測的にバランスを保っていますが、小脳性運動失調がある場合は、身体が上手くコントールできずに”固定的”になってしまいます。固定的という現象は、具体的に一つ一つの筋肉が”選択的”に働かずに、粗大な筋肉を緊張させて姿勢をとるという現象です。
小脳性運動失調に特徴的な姿勢としては、腰や背中から頸部まで、一直線に固定される。身体を捻る回旋の動きや方向転換など、細かい動きが必要な動作に対して、非常に弱いとこも特徴の一つです。また頸部が固定的になることから、頭を回旋して周りを見回すような動きもしづらく、眼球運動の動かしやすさを阻害する悪循環が存在します。頸部から頭部の動き、または眼球運動は、関係性が強く、姿勢筋緊張に対しても、眼球運動への影響は大きい報告されています2)
前回の脳血管リハビリテーション③では、バランスの中で視覚の重要性を述べましたが、小脳の姿勢制御と、視覚的なバランス保持は、小脳性運動失調に対してのリハビリに、必要不可欠です。

小脳性運動失調に対してのリハビリ

一様に小脳の後遺症に対してのリハビリは、これが必要とは言いきれません。
脳出血によっては、小脳とまたがり脳幹の一部で侵襲が起こり、片麻痺を呈する場合もあります。まずは、脳画像により侵襲部位を確認することや、身体の症状として、随意性や協調性運動、痺れや感覚の検査を行い、障害部位を具体化していきます。それから、立ち上がりや立った姿勢、バランスの状態や、移乗などのステップ動作、歩行を観察し、総合的に評価していきます。
先程述べた、小脳性運動失調に対しては、失調部位を明らかにしてから、協調性の向上を図る動作も行いますが、個々の細かい筋肉を選択的に使う、そして強化するという行程を踏んでいきます。具体的には、寝返りや四つ這い運動、起立からリーチ動作など、体幹や四肢をより選択的に細かく動かすことで、失調に対し協調性を育んでいきます。座った姿勢や、立った姿勢に対しては、失調により上手くバランスが保てないことに対し、鏡を使用した視覚的情報による代償や、裸足で足底からの感覚を掴みやすくするなど、より本人に効果的に働く感覚入力を行っていきます。
脳血管リハビリテーション②で述べた、障害部位に対して、残存機能を上手く利用していくことは、最終的に障害部位を改善させることにつながります。最後に、リハビリの中でも一番の量を取りたい動作は、歩行になります。歩行が生み出されるプロセスとしても、小脳は、小脳歩行誘発野と呼ばれる、歩行リズムの生成を担っており3)、無意識下での姿勢制御や、歩行での選択的な活動を総じて上向かせることができます。注意点としては、固定的な姿勢ではなく、より良い歩行の中で、量を生み出していくことが大切です。
質と量を重ねることで、効果的な学習効果をえることが出来ます。中には、歩行の不安定さが強く、歩行器や手すりを使用して、一時的な期間、日常生活を送ってもらうケースもあります。本来では、支持物はなく歩行改善を目指していきたいところですが、転倒のリスクや1人で行える環境も考慮し、歩行器を使用して歩行量を増やしていく手段も、最終的な目標達成には必要です。

その他の小脳の疾患

脳血管疾患の区分からは、逸脱しますが、小脳部位の障害は、疾患として他にも存在します。機能としては、小脳が障害されることで、起こりうる障害の特徴は共通点がありますが、リハビリの方向性や、アプローチ方法はまた変わってきます。
小脳障害が起こる代表的な疾患として、脊髄小脳変性症(Spinocerebellar degeneration :SCD)、多系統萎縮症(Multiple system atrophy: MSA)、フリードライヒ失調症(Friedreich’s Ataxia: FA)、多発性硬化症(Multiple sclerosis: MS)があります。
どの疾患も難病指定されており、小脳の機能を多く障害される疾患です。代表的な脊髄小脳変性症(以下SCD)は、推定で日本に約3万以上いると言われており、10万人あたり10~20人の割合でいます3)。SCDは、遺伝性は30~40%、孤発性(遺伝ではない)は60~70%と、家族の中で遺伝的に発症することは、突然の発症と比較し少ないです。家族歴を確認し、遺伝性か孤発性によるものかで、医師による治療方針は大きく変わってきますし、リハビリの方向性としても、アプローチが変わってきます。
遺伝性SCDは、疾患の判別が可能で、SCDの中でも分類として、純粋SCD型と多系統障害型があり、発症時期や症状、予後も異なってきます。共通して言える特徴としては、歩行でフラつく、呂律が回らない、書字が乱れるといった症状が見られます。他には、小脳に2次的障害を与える疾患として、腫瘍や外傷、脳血管疾患、感染症、代謝障害があげられます。

リハビリベース国分寺のアプローチ

今回は、小脳の働きから後遺症、またリハビリ内容に関して話させてもらいましたが、
リハビリベース国分寺での特徴的な取り組みに関しても、述べていきます。小脳の後遺症
をお持ちの方も様々で、車椅子から立つのに介助が必要な方もいれば、室内は伝いで歩く
ことができるが、外はこわくて歩行器が必要など、行える動作や活動範囲は異なります。
異なる後遺症の度合いの中でも、リハビリを共通して行うことは、起き上がりや立ち上が
りなど、基礎的な動作の中で、協調的に運動が正しい動作で行われているかを、初めは重
点的に行っていきます。どんな難易度の動作も、基礎的な動作から誤った動作が学習され
ると、応用的な場面でバランスが上手く取れない、次への動作に移行しづらくなる場合が
あります。ある程度、協調的なバランスが取れるようになると、次は視覚情報を少しずつ
減らしながらのバランス訓練を行っていきます。始めは、バランスをとるのに精一杯で、
足元を注視する傾向ですが、屋外での活動には、周りを見渡しながら歩くといった応用的
な動作も必要なため、視覚情報を減らしたバランス訓練も重点的に行っていきます。リハ
ビリ動作の難易度調整を細かく行っていくことで、段階的に目標に近づいていきます。通
われているリハビリ時間以外にも、自宅生活にて可能な限り活動量をとってもらいます。
ご家族の手が不足していれば、他サービスとの連携も図りながら、リハビリで得た身体機
能を、活動へ出来るだけ多く活かす取り組みをしていきます。日に日にリハビリ効果が出
て、できる活動が増えることも、本人にとって強い励みと、リハビリの大きな原動力にな
ってきます。
リハビリベース国分寺で通われている、脳血管疾患の方々は、麻痺による障害も様々で
、発症してからリハビリを受ける時期も様々です。発症後から、急性期病院にて全身状態
が安定した後に、リハビリ目的で回復期病院へ入院する方もいれば、自宅生活を選択し、
リハビリを通って受けられる方もいます。リハビリベース国分寺の一番の特徴として、ど
の時期においてもリハビリが受けられます。また回復期から維持期まで、リハビリにより

効果を出すことができます。脳血管リハビリテーション①でも述べたように、回復期を脱
した維持期、脳梗塞を発症した6ヶ月以降、1年、5年、10年経過した方でも、適切なリハ
ビリをすることで、身体機能と動作を改善できる部分があります。通って頂いているご利
用者の中には、回復期を終えた後も、もう少し集中的にリハビリを続けたい、身体を改善
させたいという強い気持ちを持たれている方が多いです。また、脳梗塞後、5年、10年と
経過し、最近上手く歩けなくなってきた、麻痺の緊張が高く出来ないことが増えた、とい
う方も短期集中にて、改善を図ることで、元の生活、またはより希望に沿った生活を獲得
される方がいます。ですが、麻痺の状態により、全てを改善されることは難しいです。リ
ハビリベース国分寺では、リハビリを開始する前に、体験を設けており、理学療法士によ
る客観的な評価を行っていきます。そしてご利用者や、ご家族の今後の希望と照らし合わ
せ、具体的なリハビリが必要なところ、または目標に対しての到達できる地点を、客観的
にお伝えし、ご納得頂いてから本契約頂いています。100%、身体機能が改善することは難しいですが、初回体
験にて改善できる部分、リハビリによって到達できる予後を、具体的な期間を持って、説
明させてもらいます。脳血管疾患の具体的なリハビリの過程は、リハビリ事例として挙げ
ているので、ご参照下さい。(50代脳梗塞後遺症)

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この記事を書いた人

尾作研太 理学療法士

回復期病院にて4年間勤務、主に整形外科や脳血管疾患、脊髄損傷のリハビリに従事。海外の大学にて、ヘルスケアの学位を取得後、訪問リハビリと地域の介護予防に参画。脳血管疾患の方の動作獲得や、装具を含めた歩行の修正、社会復帰までサポートしている。

リハビリベース国分寺
1年間の実績

実績報告(1年間)

問い合わせ・資料請求は大変多くの地域からご連絡をいただきました。
また、近隣の病院のSMWさんやケアマネジャーさんなどホームページや患者様やご家族様が自ら探されて問い合わせが多くありました。
主に電車や車などを使いいただき、30分圏内の方がほとんどですが、遠方からも来てくださっています。

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