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連日35度前後の気温が続き、夏前半の涼しさが懐かしく感じられる、例年通りの猛暑です。
日傘、水分補給など、様々な暑さ対策が今年も様々なメディアから発信されていますが、自分に合った対策は見つかったでしょうか?
今回ご紹介するのは、「夏の衣服選びについて」です。
私たちの身体は、汗をかくことで体温を下げています。汗が皮膚から蒸発する際に熱を奪うことで、体温の上昇を抑える仕組みです。
そのため、衣服が汗を吸いにくかったり、熱や湿気がこもりやすかったりすると、体温調節がうまく働かず、暑さによる不快感や身体への負担が大きくなることがあります。
特に、リハビリやウォーキングなどで身体を動かすと、安静時よりも多くの熱が体内で作られるため、衣服はさらに重要な要素になります。
リハビリをする方は特に、汗を発散しやすい服の素材や、通気性の良いデザインなどを考えながら、服を選んでみてください。
半袖などの服の形だけでなく、その素材によっても、汗の乾きやすさや通気性、着心地は大きく変わります。同じ運動でも、衣類を変えるだけで快適さが変わることも少なくありません。
ポリエステルは、石油を原料とする合成繊維で、繊維が丈夫で切れにくく、皺が発生しにくいため、洋服の材料として幅広く使用されています。
汗を吸い上げる吸湿性や通気性については低いものの、生地の表面に水分を広げる特徴があるため、速乾性には優れています。
また、近年では吸湿性などの弱点を克服し、接触冷感機能などの加工を施した生地が、スポーツウェアなどにもよく利用されています。
多様な機能を持たせやすいのは、合成繊維ならではかも知れません。
ただし、油汚れを吸着しやすい特徴があるため、皮脂を餌にした雑菌が繁殖し、汗の臭いが発生しやすくなる点には注意が必要です。湿度の高い日でもすぐに乾くという特徴はありますが、乾くからと言って汚れていないとは限らないので、洗濯はきちんとする必要があります。
レーヨンは人工の繊維ですが、その素材は木製パルプなどの天然原料で、再生繊維に分類されます。吸湿性の高さや肌に触れた時のさらっとした手触りが特徴で、涼しさを感じやすい素材です。
ポリエステルと違い、皺になりやすいため、頻繁に着替えたりして洗濯物が多くなりがちな方には、やや面倒に感じやすい素材かも知れません。
綿(コットン)は、レーヨンと同様に天然原料から作られ、吸水性に優れている素材です。汗を吸う力は高い反面、乾くまでに時間がかかります。そのため、多く汗をかく運動では、濡れた衣類が身体に張り付いたり、休憩中に身体が冷えたりすることがあります。
ただ、肌への刺激が少なく、肌が弱くても安心して使える点は大きな魅力です。
麻(リネン)は、夏向きの素材として、夏服によく利用されています。通気性が良く熱がこもりにくい素材です。さらりとした着心地で、散歩などの軽い運動や普段使いにも適しています。
一方で、伸縮性はあまり高くないため、大きく身体を動かす運動には向かない場合があります。
また、汚れは落ちやすいですが、皺にはなりやすく、服の皺が気になる方には向きません。
普段使いの中で、その皺を味として見れば、夏のオシャレとして着こなす楽しみが増えるかも知れません。
それぞれ同じ素材でも、織り方や糸の加工、素材の混合比率などによって、手触りや機能に大きな変化があります。
また、今回紹介しなかったナイロンや絹(シルク)などにも、それぞれの良さがあります。
運動時には吸汗速乾機能のある衣服、普段着や軽い活動には麻など、それぞれの特徴を活かして使い分けることが大切です。
素材以外にも、服のデザインや、服の色なども重要です。
まず、衣類は身体に合ったサイズを選ぶことが大切です。
体を締め付けてしまうような小さすぎる服は熱がこもりやすくなります。大きすぎる服の場合、通気性はありますが、リハビリの観点から見ると運動器具に引っかかることによる転倒のリスクや、動きを妨げてしまうことが考えられます。
衣類の「色」も暑さ対策に関係しています。
一般的に、黒や紺などの濃い色は太陽の熱を吸収しやすく、白やベージュ、水色などの淡い色は熱を吸収しにくいとされています。
屋外で運動する場合は、淡い色の衣類を選ぶことで、暑さを和らげられる場合があります。
さらに、通気性の良いデザインを選ぶこともポイントです。メッシュ素材が使われているものや、風が通りやすいデザインの衣類は、汗や熱がこもりにくく、快適に運動を続けやすくなります。
これまで快適さに重点を置いてご紹介してきましたが、夏の運動では、快適さだけでなく安全性も大切です。
特にリハビリやウォーキングでは、衣服や靴の選び方によって転倒や怪我のリスクが変わることがあります。
まず、先述したように衣類は大き過ぎず、小さ過ぎない、動きを妨げないものを選びましょう。裾や袖が長すぎる衣類は足や手に引っ掛かりやすく、転倒の原因になる場合があります。反対に、身体を締め付ける衣類は暑さや動きにくさにつながるため、適度にゆとりのあるものがおすすめです。
また、靴選びも重要なポイントです。サンダルのようなかかとが固定されていない履物は、歩行時に足元が不安定になりやすいため、運動には適していません。ウォーキングやリハビリでは、足に合った運動靴を選ぶことで、安定して身体を動かしやすくなります。
さらに、衣服選びも重要ですが、汗をかいた後は濡れた衣類をそのまま着続けないことも大切です。汗で濡れた服は不快感が続くだけでなく、冷房の効いた室内では身体を冷やしてしまうことがあります。タオルや着替えを用意しておくと安心です。
リハビリベースでは、運動後にお体を拭くことが出来るよう、良い匂いのするおしぼりをご用意しております。運動後のリフレッシュにもぜひご活用ください。
夏は暑さに意識が向きがちですが、安全に運動出来るように、動きやすい服装を選ぶことも大切です。快適さと安全性の両方を意識して、無理のない運動を心掛けましょう。
夏は暑さの影響で運動を控えたくなる季節ですが、服装を少し工夫するだけでも、より快適で安全に身体を動かしやすくなります。水分補給や休憩とあわせて、衣類の素材や着心地にも目を向けながら、無理のない範囲で運動を続けていきましょう。
リハビリベースでは、4周年イベントの際にオリジナルユニフォームを製作しました。
デザインに込めたテーマは、「I can move」。「MOVE」には身体を動かすだけでなく、「人の心を動かす」「感動させる」という意味もあります。リハビリを通して生まれる身体の変化や感動も、この言葉に込めました。
運動に向かう気分が高められるデザインも大切です。自分のお気に入りのリハビリ用ユニフォームを見つけて、日々のリハビリをより快適に、楽しく行っていきましょう。
参考
「ポリエステル素材は暑い?ポリエステル素材の魅力についてご紹介!」(白洋舎 https://www.hakuyosha.co.jp/media/toB/uniform00039 閲覧日2026/7/24)
「ポリエステルとレーヨンの違いって何? 特徴・メリットデメリットから最適な選び方を詳しく解説」(SOLOTEX https://www.solotex.net/column/polyester-rayon/ 閲覧日2026/7/24)
「綿と麻(リネン)の違いと比較、使い分けかた」(綿1000% https://www.cotton1000p.com/blog/knowledge/cotton-linen 閲覧日2026/7/24)
今年の6〜7月は、今のところ例年に比べて涼しく、比較的過ごしやすい日が続いていますね。梅雨明けも昨年ほど早くはなく、どこか昔ながらの夏を思わせる気候です。
とはいえ、梅雨明けは7月半ば頃と予想されており、最高気温が30度を超える日も少しずつ増えてきました。本格的な夏は、もうすぐそこまで来ています。
気温が高くなると、暑さの影響で食欲が落ちてしまう方も少なくありません。
しかし、食欲不振は夏バテをさらに加速させる一因であることは、多くの方が経験的に知る事実。「食欲がなくても、何かは食べよう」と心掛けている方も多いかと思います。
そんな時に手が伸びやすいのが、さっぱりと食べられて調理も簡単な夏の定番メニュー、「そうめん」です。
そうめんは食欲がない日でもたべやすく、夏を乗り切る味方になってくれます。
一方で、そうめんだけで食事を済ませる日が続くと、筋肉や身体をつくるたんぱく質や、身体の調子を整えるビタミン・ミネラルなどが不足しやすくなります。
その不足を補うためには、「そうめんに一品加える」ことが大切です。少し工夫をするだけで、栄養バランスが整い、暑い夏を元気に過ごすための食事に近づけることができます。
今回は、そうめんにプラスしたい、オススメ食材をご紹介いたします。
そうめんはシンプルな味わいだからこそさまざまな食材と相性がよく、話題のアレンジレシピから各家庭ならではの食べ方まで、楽しみ方も豊富です。
今年の夏は、お好みの具材を組み合わせながら、栄養バランスも意識したそうめんを楽しんでみてはいかがでしょうか。
そうめんは小麦粉を主原料とした食品で、主に炭水化物を含んでいます。
炭水化物は身体や脳を動かすための大切なエネルギー源であり、暑さで食欲が落ちている時でも比較的食べやすいというメリットがあります。
しかし、そうめんだけでは、身体を維持するために必要な栄養素を十分に摂ることは難しくなります。
そこでプラスしたいのが、たんぱく質、ビタミン・ミネラル、食物繊維を含む食材です。
たんぱく質は、筋肉や皮膚、内臓など身体をつくる材料となる栄養素です。リハビリで身体を動かした後はもちろん、日常生活を送るためにも欠かせません。
ビタミン・ミネラルは、食べたものを効率よくエネルギーとして利用したり、身体のさまざまな機能を正常に保ったりするために必要です。夏は汗をかく機会が増えるため、水分補給だけでなく、普段からバランスのよい食事を心掛けることも大切です。
また、食物繊維は腸内環境を整える働きがあり、野菜や海藻、きのこ類に多く含まれています。そうめんだけの食事では不足しやすいため、副菜や具材として取り入れると栄養バランスが整いやすくなります。
栄養バランスのよい食事にするために、難しい料理を作る必要はありません。まずは「一品加える」ことを意識するだけでも、不足しやすい栄養素を補いやすくなります。
栄養素やそうめんとの味の相性、調理の手間から、いくつかの食材をご提案します。
例えば、サラダチキンやささみといった鶏肉はいかがでしょうか。高たんぱくで脂質が比較的少なく、暑い時期でも食べやすい食材です。
市販のサラダチキンを裂いてのせるだけで、簡単にたんぱく質を補えるため、調理の手間暇もかかりません。
もっと調理を工夫したい、色々な食べ方を楽しみたいという方には、卵がオススメです。ゆで卵をつけるだけ、生卵をかけるだけ、麺つゆに混ぜたり、そうめんを具材にしたかき玉汁、錦糸卵を添えるなど、様々な食べ方があります。
栄養素の面から見ても、卵は良質なたんぱく質を豊富に含み、ビタミンやミネラルもバランスよく摂ることができます。
たんぱく質よりもビタミンや食物繊維を取りたいという方は、オクラや長いもはいかがでしょうか。ねばねばした食感がそうめんによく合い、食物繊維も補えます。刻んで麺にのせるだけなので、暑い日でも取り入れやすい食材です。
トマトやきゅうり、大葉といった夏野菜を加えれば、ビタミン類も補え 、さらに彩りが良くなり、見た目にも涼しげな一皿になります。彩りの良い食事は、食欲が落ちやすい夏でも食事を楽しむきっかけになります。
トマトもきゅうりもそのままでも食べられるので、暑さで体力のなくなった時間帯でも、きちんと栄養を取ることができます。
特に、リハビリに取り組んでいる方や、いつまでも元気に身体を動かしたい方にとって、毎日の食事は身体づくりの土台となります。
夏は暑さによって体力を消耗しやすく、食欲が落ちてしまったり、料理が億劫になる日は少なくないかも知れません。ですが、運動やリハビリの効果を十分に発揮するためにも、栄養バランスのよい食事を意識することはとても大切です。
そうめんのような手軽な食事であっても、「不足している栄養をどう補うか」を少し意識して、まずは一品プラスすることから始めてみてください。
無理のない範囲で栄養バランスを整えて、暑さに負けない身体を目指していきましょう☀
参考
「 そうめんアレンジに迷ったらコレ!2100人が選んだ人気のそうめんトッピングTOP10 」(半田オカベの麺 https://www.okabemen.co.jp/cont/forum/somen-topping/ 閲覧日2026/7/9)
今年は例年に比べて涼しい夏となっていますが、7月が近づくに連れて、気温の高い日も増えてきました。
この時期になると、テレビや新聞、ネットメディアなどでは、熱中症への注意喚起を目をする機会が増えます。
熱中症にはまだ早いのではないか、と思う方もいるかも知れません。実際には熱中症は、身体が暑さに慣れていない5月頃から発生し始めます。そのため、まだ涼しいと感じているうちから注意が必要です。
例年に比べれば少なくはありますが、2026年も既に、全国で7000人以上の人が熱中症として救急搬送されています。
では、熱中症予防をするとして、どのような方法を取ればいいのか。
熱中症とは、体温調節がうまくできなくなり、体内の水分や塩分のバランスが崩れることで起こる症状の総称です。
体温調整には汗、すなわち水分が不可欠。そのため、多くの方がご存知の通り、「こまめな水分補給」が重要です。
今回はこの水分補給について解説いたします。
熱中症予防にはどんな水分が良いのか。どのタイミングで飲んだらいいのか。飲んだ水分は、身体の何処に蓄えられているのか。
皆さんご存知でしょうか?
実は、この疑問を掘り下げていくと、筋肉と熱中症の意外な関係も見えてきます。
まず、基本的な知識として、なぜ熱中症予防に水分補給が重要なのかをあらためて確認いたします。
人間の身体は、体重の約60%が水分でできています。体内の水分は、血液として酸素や栄養を運んだり、老廃物を排出したり、体温を一定に保ったりと、生命活動に欠かせない働きをしています。
特に暑い環境では、身体は汗をかくことで熱を逃がし、体温の上昇を防いでいます。
しかし、汗によって失われた水分を補給しないでいると、体内の水分量が不足してしまいます。すると、汗を十分にかけなくなり、体温調節がうまく行えなくなります。
これが脱水であり、熱中症の大きな原因の一つとなるため、水分補給が重要なのです。
では具体的に、熱中症予防の水分補給にはどのような飲み物を選べば良いのでしょうか。
前述した通り、水分は、暑い季節には体温調節の役割を担っています。
具体的には、体温が上昇すると、身体は汗を分泌します。その汗が蒸発する際に熱を奪うため、体温が一定に保たれるという仕組みです。
この汗の分泌の際、水分以外にも失われるものがあります。ナトリウム(塩分)などの電解質です。電解質は、水に溶けると電気を通す性質を持つ物質のことですが、身体では神経や筋肉の機能の調整などの重要な役割を担っています。
そのため、大量の発汗が続くと水分と電解質の両方が不足し、筋肉のけいれんや脱水症状などが引き起こされます。
日常生活の中で軽く汗をかく程度であれば、水やお茶による水分補給で充分な場合がほとんどです。
ただ、真夏や、屋外での活動、運動などで大量の汗をかいた場合には、カフェインの入った飲み物には注意です。アルコールと同様に利尿作用があるため、脱水症状が悪化します。
大量の汗をかいた場合には、糖分や塩分、カリウム、マグネシウムといった電解質を含むスポーツドリンクが役立つことがあります。
ただし、スポーツドリンクには糖分が多く含まれている製品も少なくありません。糖尿病の方は製品選びに注意が必要です。
また、熱中症の時によく話題に出る経口補水液は、予防には適しません。
あくまで病者用食品であり、脱水症状が起きている時に飲むものと、メーカーは説明しています。
この飲み物を飲んでいれば大丈夫、と断言出来るものはありません。
それぞれの飲み物の特性を理解して、状況に応じて飲むように心がけましょう。
水分補給のタイミングについては、人によっても異なりますが、筋肉量が少ない場合には、より意識的に取る必要があります。
実は、筋肉の約70〜75%は水分で構成されており、筋肉は体内で最も大きな「水分の貯蔵庫」の一つとして機能しています。
そのため、筋肉量が多い人ほど、体内に蓄えられる水分量は多くなります。反対に、加齢や運動不足などによって筋肉量が減少すると、水分を蓄える力も低下します。
高齢者が熱中症になりやすい理由として、「喉の渇きを感じにくくなること」はよく知られています。しかし実際には、それだけではありません。
加齢によって筋肉量が減少すると、身体に蓄えておける水分量そのものも少なくなります。
つまり高齢者は、「水分を失いやすい」だけでなく、「水分を蓄えにくい」状態にもなっているのです。
そのため、水分補給は喉が渇いてから行うのではなく、意識的に行うことが大切です。
例えば、起床時、食事の前後、入浴の前後、外出の前後、就寝前など、生活の節目ごとに少しずつ飲む習慣をつけると、水分不足を防ぎやすくなります。
こまめな水分補給については、別の理由もあります。高齢者の場合、一気に500mlのペットボトルを一本飲んでも、吸収しきれないためです。
水分を蓄える役割を担う筋肉を維持することも、脱水や熱中症を防ぐための大切な要素です。
筋肉は身体を動かすためだけでなく、水分を蓄える役割も担っています。
そのため、筋肉量を維持するトレーニングは、熱中症予防という観点でも役に立ってきます。
とはいえ、暑い時期に無理をするのは禁物です。
気温の高い時間帯を避けて運動を行う、エアコンの効いた室内で身体を動かす、水分補給をこまめに行うなど、熱中症対策を行いながら運動習慣を継続することが重要です。
トレーニングというと特別な器具が必要なイメージがあるかもしれませんが、スクワットや立ち座り運動など、自宅でできる運動でも、充分に筋肉へ刺激を与えることができます。
リハビリベースでは、空調のきいた中で、専門家と一緒にトレーニングをすることが出来ますよ!
熱中症対策というと、「どれだけ水を飲むか」が注目されがちです。
水分補給は非常に大切ですが、それに加えて飲み物の性質、水を飲む頻度、「水を蓄えられる身体を維持する」という視点も忘れてはいけません。
今年の夏は、水分補給だけでなく筋肉の健康にも目を向けながら、暑さに負けない身体づくりを目指してみてはいかがでしょうか。
参考
「全国の熱中症による救急搬送状況(6月15日~6月21日速報値)」(総務省消防庁 https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r8/heatstroke_sokuhouti_20260615.pdf 閲覧日)2026/6/25)
ウォーキングや健康に興味のある方なら、一度は「1日1万歩」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
健康づくりの目安として広く知られている数字ですが、実はこの「1万歩」という目標は、もともと医学的な研究から生まれたものではありません。
その由来は、東京オリンピック翌年の1965年に山佐時計計器株式会社が発売した歩数計「万歩計」にあると言われています。覚えやすく親しみやすいことから広く普及し、「健康のためには1日1万歩」という考え方が定着していきました。
「では、1万歩に意味はなかったのか」と思われるかも知れません。しかし、そういう訳ではありません。
その後、平成12年に厚生労働省が推進した『健康日本21』では、身体活動量と健康との関係を調べた海外の研究結果などをもとに一定の妥当性が認められ、1日1万歩が健康づくりの目標の一つとして取り上げられました。歩くことが健康維持に役立つこと自体は、多くの研究で示されています。
一方で近年は、「誰もが1日1万歩を目指すべきなのか」という点について、さまざまな研究が行われています。
年齢や体力によって適切な運動量は異なりますし、歩数だけでなく歩く速さや運動強度も健康への影響に関わることが分かってきました。
では実際のところ、健康のためにはどのくらい歩けばよいのでしょうか。今回の記事では、より良いウォーキングの方法についてお伝えいたします。
まず、歩くことで得られる「健康」とは、どういった結果を指すのでしょうか。
「歩くと健康に良い」と聞くと、何となく体に良さそうなイメージはあっても、具体的にどのような変化が起きているのかは意外と知られていません。
歩行は、私たちが日常的に行う運動の中でも、全身を効率よく使う活動の一つです。特に太ももやお尻、ふくらはぎといった下半身の筋肉は、人体の筋肉量の多くを占めており、歩くことでこれらの大きな筋肉が継続的に働きます。
筋肉が活動すると、そのエネルギー源として糖や脂肪が消費されます。また、筋肉の収縮は血液を押し流すポンプの役割も果たします。中でもふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、足にたまった血液を心臓へ送り返す働きを担っています。
そのため、歩行によって血液循環が促されると、全身へ酸素や栄養が届けられやすくなります。さらに、心臓や肺にも適度な刺激が加わることで心肺機能の維持につながり、継続することで体力の向上も期待できます。
このような変化は、生活習慣病の予防や改善にも関わっています。実際に、ウォーキングをはじめとする身体活動には、高血圧や糖尿病、脂質異常症などのリスクを下げる効果があることが、多くの研究で報告されています。
さらに、歩数やウォーキングの程度によって、予防が期待できる病気にも段階があることが分かっています。
健康のためには何歩くらい歩けば良いのか。
近年、この疑問に対するヒントとして注目されているのが、群馬県中之条町で行われた「中之条研究」です。
この研究では、高齢者約5000人の身体活動量と健康状態を長期間にわたって調査し、歩数と病気の関係を分析しました。
その結果、歩数が増えるにつれて予防・改善が期待できる病気が増えていくことが分かっています。
・4000歩(うち早歩き5分程度)で、うつ病の予防
・5000歩(うち早歩き7.5分程度)で、認知症や要介護状態、心疾患や脳卒中の予防
・7000歩(うち早歩き15分程度)で、がんや骨粗しょう症、動脈硬化の予防
・8000歩(うち早歩き20分程度)で、高血圧や糖尿病、脂質異常症など生活習慣病の予防
この結果を見ると、「1万歩に届かなければ意味がない」ということはないことが分かります。
しかも、同研究では同時に、1万歩・30分を超えて活動しても、心血管系や筋骨格系の機能はほとんど高まらないことを報告しています。
また、激し過ぎる運動では、細胞内で活性酸素が比較的多く発生し、遺伝子に傷をつける可能性があることも指摘しています。
ほかにも、関節などを痛めたりといった事故も考えられます。
つまり、健康づくりは、1万歩という基準で決まるのではなく、自分の現在地から、少しずつ活動量を増やしていくことが大切なのです。
ここまで見てきたように、ウォーキングの効果は1万歩を達成した人だけが得られるものではありません。歩数に応じて、様々な病気の予防を期待出来ます。
1万歩は歩けないから、と諦めず、今よりも1歩ずつ増やし、まずはウォーキングの効果が出始める3000歩を目指してみてください。
また、それよりも重要なことがあります。「今の自分に合った活動量を続けること」です。
実は1万歩は、体力が落ちている方にとっては特に、多過ぎると言える数字です。
健康な成人男性の場合でも、目標は9000歩程度となっています。65歳以上の場合、女性では6000歩、男性では7000歩程度が推奨されています。
もちろん普段からしっかりと動いている方であれば構いませんが、例えば、普段3000歩程度の生活をしている方が、無理をして毎日1万歩を目指したとしたら、最初の数日は頑張れても、疲労や関節の痛みが出てしまい、続かなくなってしまうかもしれません。
「まずは4000歩を目指そう」「買い物のついでに少し遠回りしてみよう」といった無理のない目標であれば、長く続けやすくなります。
健康づくりは短距離走ではなく、長距離走に近いものです。
特別な運動を一日だけ頑張るよりも、毎日の生活の中で少しずつ身体を動かし続ける方が、結果として大きな効果につながります。
また、歩数だけにこだわる必要もありません。
歩く速さを少し意識したり、階段を利用したりと、ウォーキングの効果を高める方法は他にもあります。
「今日は目標の歩数に届かなかったから意味がない」と考えるのではなく、「昨日より少し多く身体を動かせた」と前向きに捉えることが、継続のコツと言えるでしょう。
リハビリもまた同じです。一度の頑張りで身体が大きく変わることはありませんが、日々の積み重ねは確実に、未来の身体につながっていきます。
リハビリベースは、おかげさまでこの6月で4周年を迎えました。
これまで支えてくださった皆さまに感謝するとともに、これからも、継続の力を大切にしながら、一人ひとりの目標達成をサポートしてまいります。よろしくお願いいたします。
参考
「21世紀における国民健康運動《健康日本21》」(厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/top.html 閲覧日2026/6/7)
「健康長寿に効果的なウォーキング」(健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/rouka-yobou/haya-aruki.html 閲覧日2026/6/8)
「健康長寿を実現するための新常識 中之条研究から見えてきた、”病気にならない方法”」(青栁幸利 『健やかぐんまvol.24』)
とてもすてきな笑顔です✨️
「屋外歩行」は、出来るようになると生活範囲が広がり、自分の歩行への自信もついて、生活の豊かさをぐっと引き上げます。
ですが、屋外歩行で使う力は、筋力や体力だけではありません。多くの情報を同時に処理しながら動く、といった力などが必要とされ、家の中での歩行よりも難易度が上がります。
そのため、ご来院される方の中には、外をもっと歩けるようになりたいと思いながらも、苦手意識や不安を感じている方が度々いらっしゃいます。
このブログを読んでいる方も、外を歩いていて、こういった感覚を持ったことがあるのではないでしょうか。
「人混みの中だとふらつきやすい」
「凹凸のある道でバランスを崩しそうになる」
「信号や周囲を気にすると歩きづらい」
「外出すると、家の中より疲れやすい」
こうした悩みを解消し、より歩行を楽しんでいただけるように、リハビリベースでは、屋外歩行のリハビリを行っています。
今回の記事では、屋外歩行が何故難しいのか、当院では屋外歩行にどのように取り組んでいくかをご紹介いたします。
歩行に関しては、当院のInstagramでも紹介しております。ぜひそちらもあわせてご覧ください。
目次
家の中では問題なく動けるけれど、外へ出るのは不安、という方がいらっしゃいます。
これは不思議なことではありません。屋内と屋外には大きな差異が複数あります。
キーワードとしては「環境変化のしやすさ」が挙げられます。
私たちは普段、周囲の情報を無意識に受け取り、適切に処理しながら動いています。
例えば、家具や段差といった障害の位置を把握して避けたり、見通しの悪い曲がり角や人通りの多い道といった危険な場所を、より注意しながら歩いたりしています。
家の中では、障害物や危険な場所を把握しやすいため、周囲の情報を処理する負荷が少なくて済みます。疲労感を抑えられ、さらに「歩くこと」に集中することが出来ます。
一方で、外では状況が変化し続けます。
道の状態、人の流れ、周囲の音や視線など、常に新しい情報に対応しながら動かなければなりません。
慣れた道であっても、天気などによって、地面の状態が変化していることも考えられます。
その日の体調によって、休憩が多く必要になるかも知れません。家の中であれば移動距離が短く、疲れたとしても休憩出来る場所があることがあらかじめ分かりますが、屋外では不確定です。
もし環境変化に対応することが出来なければ転倒してしまうことから、家よりも不安になりやすいですし、不安にともなって体がこわばり、歩行に不要な力や動きが増えてしまうことも考えられます。
こういった理由から、屋外での歩行では、注意力や体に負荷がかかることが多くなっています。
「家の中で動ける」ということと、「外で安定して動ける」ということは、必ずしも同じではないのです。
屋外の環境変化をなくすことは難しいです。
また、体のこわばりを引き起こすような強い不安は、「頑張ろう」と意識するだけでは解消しづらい場合もあります。むしろ、「転ばないようにしなければ」と強く意識するほど、必要以上に体へ力が入り、疲れやすさや歩きづらさにつながってしまうこともあります。
そのため、屋外歩行では、「頑張ること」や「筋力をつけること」だけではなく、安全を確保しながら、実際の環境に慣れていくことが大切になります。
安全を確保するには、一人ではなく、リハビリの時間に、施術者と一緒に練習するのが近道です。
保険内でのリハビリの場合、屋外歩行には医師の指示といった条件があります。ですが、リハビリベースは自費でのリハビリとなるため、より目標に沿った、自由な形で練習することが可能です。
施術者が周囲の状況や危険な場所を確認することで、ご利用者様自身は「歩くこと」に集中しやすくなります。もちろん施術者が、より良い歩き方になるようサポートをいたします。
そして実際に、段差や坂道を歩いたり、人とすれ違ったり、少し長い距離を歩いたり、疲れた状態でもペースを調整するといった経験を重ねることで、「外で動く感覚」に少しずつ慣れていくことが出来ます。
自分に合った歩き方や活動量も、見つけやすくなります。
また、当院の特徴として、施設の広さがあります。
屋外歩行への不安が強い方でも、ぶつかったり転倒したりするリスクを減らし、施術者のサポートを受けながら、屋内でしっかりと練習を積んで、自信を持つことが可能です。
見学も受け付けておりますが、その前にも様子を確認しておきたいという方は、Googleマップでリハビリベースをご検索ください。ストリートビューで、施設内の様子をご覧いただけます。
さらに、歩く距離や速度を調整しながら練習出来るよう、ルームランナーなどの機材も備えております。
合う方法は人によって異なります。
だからこそ、
・どんな環境で動きたいのか
・どこまで活動を広げたいのか
・どんな場面で不安を感じるのか
まで含めて一緒に考えながら、サポートしていきます。
体験リハビリを行っておりますので、お気軽にご連絡ください。
「休職が明けるから」「孫の結婚式があって」お話される内容は、ご利用者様によって異なります。
また、当院ではリハビリを始める前に、リハビリを続ける動機となるような「ライフゴール」をお尋ねしています。その際にも「旅行に行きたい」「自転車に乗りたい」と皆様、様々な目標をお話してくださいます。
中には、答えに迷う方もいらっしゃいます。
ですが迷われていた方も、リハビリを続けて体に良い変化が出て来ると、「日常のこんな場面で、こんな風に体を動かすことが出来た」と、動作を混じえながら、その変化についてご報告してくださいます。
「動きやすい体」は、様々な行動の土台となります。
リハビリのきっかけや動機が、特定の目標であっても、明確な理由がなかったとしても、リハビリを続けて「より動きやすい体」になることが出来ると、可能性の広がりを感じてか、自然ともっと体を動かしたいという思いを強くする方が多いようです。
そういった「動きやすい体」を測る指標の一つに「ADL(日常生活動作)」があります。
ADLとは、起き上がる、立つ、歩く、物を取るといった、日常生活の中で繰り返される基本的な動作を指します。また、それらを組み合わせた高度な動きに「IADL」があります。
これらの動作がスムーズに出来るようになると、日常生活の中で動きやすいと実感する場面が増えます。無意識の消耗が抑えられ、日々の体の疲れが薄れることもあります。
すると、先述したように明確な目標がなかった方もこんなことをしてみようと意欲がわいて、リハビリに向き合う気持ちが変わっていくことがあります。
今回の記事では、リハビリを始めようと思うきっかけがあった。けれど、あと一歩を踏み出す程の動機はなく、悩んでいる。
そんな方に、実際により動きやすい体になった時のイメージを持っていただくため、ADLの観点から、「具体的に動きやすい体とは何か」「どのように動きやすい体を作っていくか」などについてご説明いたします。
目次
「動きやすい体」の定義は目標や環境によって異なりますが、今回は幅広い視点から捉えるため、「ADL」という指標をご紹介いたします。
ADLとは「日常生活動作(Activities of Daily Living)」の略で、個人が日常生活を維持するために最低限必要な能力を評価するための指標です。簡単に言えば、起きる・座る・立ち上がる・歩く・物を取るといった、日常の中で繰り返される基本的な動きです。
また、社会生活を送る上で必要な、より複雑な動作として「IADL(手段的日常生活動作)」があります。ADLは、「起居動作・移乗・移動・食事・更衣・排泄・入浴・整容」といった生活に不可欠な動作を指すのに対し、IADLは、買い物や調理、選択、服薬管理といった、より複雑な行動を指します。
リハビリでは、このADL・IADLが重要な位置づけにあります。ADL・IADLの低下は出来ることが減ることを意味するため、趣味が出来なくなったり、社会での役割を見いだせなくなったりして、気分が落ち込みがちになります。そのせいで体を動かす機会が減り、さらに出来ることが減る、といったループに陥ることもあります。
しかし、翻って言えば、ADL・IADLを目安にして出来ることを増やしていくことが、動きやすい体を手に入れることにつながっていきます。
例えば、立ち上がりや歩行を楽にしていくと、外出のしやすさや疲れにくさが変わってきます。一つ一つの動作は小さなものかも知れませんが、積み重なれば、日常生活の負担はどんどん軽くなっていきます。
負担が軽くなれば、歩いてみたい、買い物に行ってみよう、遠くの店に行くために自転車に乗りたい、とだんだんと望みが広がっていきます。その望みに合わせて体を使うことが増え、より動きやすい体へと変わる機会が増えます。
そのため、リハビリでは、実際の生活場面に近い動作を確認しながら、どこに負担がかかっているのか、どの動きがスムーズでないのかを見ていきます。
実際に、日常生活での動作を意識したリハビリを行っている動画をご紹介いたします。
おひとりおひとりに合ったトレーニングを行うため、実際に行うリハビリは、ご紹介したトレーニングに限りません。「人混みを歩きたい」「ゴルフがしたい」といった目標があれば、その目標に沿ったリハビリ内容をご提案いたします。
動画では「水の入ったコップをこぼさないように歩く」「洗濯物を干す・取り込む」「書道」といったトレーニングを行っていました。他にも、階段の昇降や、歩行、立ち上がり動作なども行っています。
「自分の家でだって出来ることだから、あえて施設にまで行ってやらなくてもいいのではないか」 そう思った方もいるかも知れません。
ですが「動きやすい体」を作るには、筋力に加えて、体の使い方も重要です。
自分では普段通りに動いているつもりでも、長年の癖や、脳卒中後の麻痺や整形外科疾患による痛み・可動域制限などによって、以前とは異なる体の使い方が習慣になってしまったことで、体の一部分だけに負担が集中していることがあります。
その状態が続くと、「なんとなく疲れやすい」「立ち上がりが重い」「動けるけれど負担感がある」といった、言葉にしづらい違和感につながっていきます。
さらに、片側を庇い続けることで別の部位に負担が集中して、その部位にまで痛みが生じるなど、日常生活全体へ影響が広がることも少なくありません。
そのためリハビリでは、筋力だけでなく、動作そのものにも着目しながら体の状態を見ていきます。
施術者が動き方を調整すると、今までと違う体の使い方になるため、最初は違和感を覚える方もいらっしゃいます。
ですが、その動き方でしばらく生活していただくことで、「以前より立ち上がりやすくなった」「疲れにくくなった」「足の浮腫が減った」といった変化を感じる方が少なくありません。
日常生活の動きは、毎日の中で繰り返されています。
だからこそ、一つ一つの動作が少し変わるだけでも、その積み重ねが、生活全体の過ごしやすさにつながっていきます。
日常生活の中にある小さな負担に目を向けることが、体を整えていく第一歩になるかもしれません。
「動きやすい体」とは、動くことに対する抵抗感の少ない体、と言い換えることも出来るかと思います。
だからこそ、動きやすい体になる前の状態が、一番大変かも知れません。リハビリを始めようと思ってはいても、中々踏み出せない。今現在が一番動きづらい体なのですから、それも無理ないことです。
ただ、その一歩を踏み出すことが出来れば、正のループに入ることが出来ます。
立ち上がる時に「よいしょ」と気合を入れなくても良い。
少し遠くへ出かける時に、「疲れそうだからやめておこう」と考えなくて済む。
動く度に感じていた疲労感や痛み、不安感がなくなる。
日常の負担が少なく済んで、新たな目標が出て来たり、もっと動ける状態を目指そうという意欲が湧くようになっていくかも知れません。
当院では体験リハビリでも、しっかりと体を見て、動きやすい体になるために、どのような部分に負担がかかっているのか、どのような動き方の癖があるのかを確認しながら、現在の状態とその先を見据えながら、その方に合ったリハビリをご提案しております。
また、「どんなことを目指したいのか」「どのような場面で困っているのか」といったお話も伺いながら、日常生活に結びつくリハビリを行っています。
「まだリハビリを始めるほどではないかもしれない」「明確な目標があるわけではない」と感じている方も、まずは現在の体の状態を知るところから始めてみてはいかがでしょうか。
脳卒中や整形外科疾患の後遺症をきっかけに「運動の習慣をつけよう」と思う。最初は頑張ろうと、色々なトレーニングやリハビリ方法を調べて実践してみる。
けれど、数日、数週間と経つ中で、自然と少しずつ運動から遠ざかってしまう。
こうした経験は決して珍しいことではありません。
「もう少し続けられたら変わるかも知れない」と思いながらも、つい運動しない日が増えてしまったことで、中には努力不足だと自分を責める方もいらっしゃいます。
実のところ、運動を習慣にするのは、とても難しいことです。ただ「頑張ろう」という意志の力だけでは、中々成し遂げることは出来ません。
そんな方を減らすために、今回は運動を習慣にする方法について見ていきます。
まずは、運動が続かない背景に、どのような要因があるのかを整理することが大切です。自分のペースで続けていく方法を、一緒に考えていきましょう。
運動が続かない理由は一つではなく、いくつかの要因が重なっていることが多いです。ここでは、特に多く見られるパターンを整理します。
まず挙げられるのが、「最初から頑張りすぎてしまう」ことです。
体を動かすことに慣れていないにも関わらず、いきなり長時間の運動や負荷の高いトレーニングを行うと、体に負担がかかりやすくなります。結果として疲労や痛みが出て、「つらい」「大変」という印象が強くなり、次に取り組むハードルが上がってしまいます。
次に、「目標が現実と合っていない」ケースです。
「毎日必ず運動する」「しっかり時間を確保する」といった目標は一見 理想的ですが、仕事や家事などの日常生活の中で継続するのは、簡単なことではありません。
達成できない状態が続くと、意欲が下がりやすくなります。
また、「効果をすぐに求めてしまう」ことも影響します。
運動は短期間で大きな変化が出るものではありません。しかし、数日や数週間で目に見える変化が感じられないと、「やっても意味がないのではないか」と感じてしまい、やめてしまう原因になります。
「生活の中に組み込まれていない」ことも見逃せません。
運動を特別な時間として扱うと、忙しい日や疲れている日には後回しになりやすくなります。その結果、継続するリズムが作れず、断続的になってしまいます。
これらの理由を見ていくと、一つの共通点が見えてきます。
「頑張ろう」とした結果であることです。
実は「頑張ろう」とやる気に満ちている時は、運動が続きにくいパターンに陥っていても、気づきにくいのです。
重要なのは、やる気だけで運動を習慣にするのは難しいことであると理解することです。
やる気だけでなく、考え方や、方法を工夫しましょう。
大切なのは「完璧を目指さない」ことです。
毎日、強度の高い運動を、しっかり時間をかけて行う、といった高い目標を掲げるほど、できなかったときの負担が大きくなり、結果として、「昨日、目標通りにできなかったからやめる」という流れになりやすくなります。
時間や負荷をかけた運動を一度だけ行うよりも、短時間の軽い運動でも、長く継続していくことが実は重要です。継続して行うことで、体が鍛えられ、運動に慣れていくため、より負荷の強い運動に取り組みやすくなっていきます。
物足りないくらいの運動であっても、継続することが出来れば、結果として運動量を積み重ねやすくなる、と考え方を転換してみましょう。
また、「やる気に頼らない」という視点も必要です。
習慣とは、意識しなくても繰り返される状態を指します。やる気は日によって変動するものであるため、やる気のあるなしを基準にしていると、安定しなくなってしまいます。
意欲や根性があることはとても大切です。ないよりは、ある方が、良い結果が出やすくなるでしょう。
しかし、運動を習慣にするためには、無理なく継続できる土台を整えて、意識しなくても自然と続けられる環境を作っていこうという切り替えが重要になってきます。
ここまで、運動が続かない理由や考え方について見てきました。より具体的な工夫について、ご提案します。
例えば、やる気のあるなしに左右されやすい傾向がある方は、「運動するタイミングをある程度決めておく」といった対策はいかがでしょうか。
例えば、「仕事の後に体を動かす」「休みの日に時間を取る」など、大まかでも構いません。あらかじめ枠を決めておくことで、後回しになりにくくなります。
今日運動するかしないか、といった判断をする余地を最初から持たないことで、判断にかかる精神力をセーブしておくことも出来ます。
効果を感じられないと続かないという方は、「適切な負荷の運動を行う」という意識が重要です。
負担が大きすぎると続きませんが、逆に軽すぎると、効果を感じにくくなります。無理なく続けられ、かつ体に変化が出る程度の強度を見極めることが、継続には必要です。
気候の影響やストレスを感じやすい方は「その日の体の状態に合わせて、運動量を調整する」視点も欠かせません。
疲れている日や調子が優れない日に無理をすると、運動に対するネガティブなイメージが強くなります。
一方で、完全に休んでしまうと、疲労は回復しても、せっかく運動に慣れた脳と体が戻ってしまい、休む前と同じ運動をしても、慣れた時よりも負荷を感じやすくなります。
そのため、状態によって回数を減らす、より楽なやり方に変える、などの工夫をしつつ、運動自体は継続し続けることが重要です。
ただし、「適切な負荷の運動を行う」「その日の体の状態に合わせて、運動量を調整」は考える負担が多かったり、個人差が大きかったりして、自己判断が難しい部分でもあります。
その場合は、専門的な視点から運動内容を組み立てられる人のサポートを受けるという方法もあります。
ここまで、運動が続かない理由や、継続するための考え方・工夫について見てきました。
大切なのは、無理に頑張ることではなく、「自分に合った形で続けられる状態」をつくることですが、実際には、適切な運動量や負荷、体の状態に合わせた調整を一人で判断するのは簡単ではありません。
その場合は、専門家に頼るのも一つの手です。
リハビリベースには、体に関する専門家の中でも、国家資格である理学療法士が在籍しています。
理学療法士は、解剖学や運動学などの知識をもとに、身体の状態を評価しながら運動を組み立てる専門職です。単に運動を指導するだけでなく、関節の動きや筋力、姿勢などを確認し、その人に合った内容に調整していきます。
また、既往歴や現在の症状を踏まえて無理のない範囲で進めるため、過度な負担を避けつつ、必要な運動量を確保しやすいという特徴があります。自己流では判断が難しい「適切な負荷設定」や「動きの質」についても、客観的に確認しながら進めることができます。
このように、理学療法士の関わりは、運動を「なんとなく行うもの」から、「体の状態に合わせて整えるもの」へと変えていく役割があります。
リハビリベースでは、理学療法士がマンツーマンで体の状態を見ながら、無理のない、けれどしっかりと結果に結びつく範囲で運動を行い、継続しやすい形を整えていきます。
運動中の動画撮影などで、体の使い方や負荷のかけ方、以前との変化、これからの方針についての共有もしております。運動の効果が感じられないと続けられないという方にもうってつけです。
また、8回、16回、24回のプランからお選びいただくため、通うペースが決まり、運動を生活の中に組み込みやすくなります。
予約があることで自然と体を動かす機会が確保され、「今日はやめておこう」と先延ばしにしにくい点も、習慣化につながりやすいポイントです。
「運動が続かない」と感じている場合でも、やり方を見直すことで変わることが出来ます。
一人でのリハビリや運動に不安や難しさを感じている方は、ぜひご相談ください。
参考
「脱・三日坊主! 健康科学の専門家に聞く、運動を習慣化する秘訣」(東洋大学 https://www.toyo.ac.jp/link-toyo/life/exercise_habits 閲覧日2026/4/22)
「春と言えば?」
そう問いかけられたら、どのような答えが思い浮かぶでしょうか。
「桜」「新生活」など、人によって答えは様々かと思います。寒い冬を抜け、暖かくなってくるため、明るいイメージを持つ方が多くいらっしゃるでしょうか。
ですが、そんな中で、「花粉症」がまず思い浮かぶ方も、少なくないのではないでしょうか。
花粉症に罹患している方は年々その数を増しており、民間の調査ではありますが、2019年時点でおおよそ2人に1人以上、つまり日本人の過半数が花粉症であると推定されました。
花粉症にかかる医療費は年間約3600億円。国民病と呼ばれ、主な原因であるスギの削減が政治家の公約となる程に、多くの方の関心を集める問題となっています。2026年の3月にも農水相が、現在あるスギをより花粉が出にくい品種に植え替えていく方針を打ち出しています。
また、春に出やすい体調不良としては、近年では「寒暖差アレルギー」という言葉も言われるようになりました。
こちらは厳密にはアレルギーではありませんが、アレルギー反応に似た症状が出るため、急激に気温の上がるこの時期は、悩む方が増えるようです。
日常生活やリハビリに向かう道中でアレルギー的な症状を感じると、疲労感などをより強く感じてしまい、リハビリへのやる気にも悪影響があるかも知れません。
そういった悪影響を極力受けないようにするには、今が無理がきく時なのか、薬などで対処が出来るのか、運動などの生活習慣によって改善出来るのか、などを判断するため、まず、自分の体の状態を知ることが大切です。
今回は花粉症も含む、春に出やすい体調不良についてご紹介いたします。
少し疲れが出てきたなと思ったら、読みながら、自分の身体に目を向けてみてください。
春に特に目立つ、代表的な体調不良と言えば、「花粉症」です。
そもそも「花粉症」とは、花粉に対するアレルギーを指します。
アレルギーとは、本来であればウイルスや細菌などから身を守るはずの免疫システムが、過剰に反応してしまい、ヒスタミンなどの化学物質を放出することで様々な症状を引き起こすことです。
遺伝によって元々アレルギーになりやすい体質であることもありますが、生活環境や食生活、ストレス、大気汚染なども、アレルギーの発症や悪化に影響を与えると言われています。
「今まで平気だったのに、急に花粉症になった」という方もいらっしゃいます。これは、長年の花粉への暴露が蓄積され、ある時点で免疫システムが「敵だ」と認識し始めたためです。いわば、コップに水が溜まり続けて、あふれ出したような状態です。
特によく聞く花粉症の原因はスギですが、他にも、ヒノキ、ブナ目カバノキ科(ハンノキ、シラカンバ、オオバヤシャブシ)、イネ科(カモガヤ、ハルガヤなど)の花粉も花粉症の原因となります。
花粉症になりやすい地域もあります。ウェザーニュースによる調査によれば、実は東京は、花粉症だと自覚している人の割合が、全国でも5位。このランキングは花粉の飛散量と相関があるようです。
また、それ自体が鼻や喉の粘膜を刺激するだけでなく、花粉症を悪化させるものとして、「黄砂」があります。
黄砂は3月から5月にかけて、中国大陸から飛来する砂のことです。
黄砂そのものも刺激になりますが、黄砂に付着したPM2.5や化学物質が、鼻やのどの粘膜を刺激します。
ハウスダスト・ダニアレルギーも注意したいアレルギーです。双方とも通年性のアレルギーではありますが、冬の間に室内に溜まったダニの死骸やフン、ホコリが、衣替えや大掃除で舞い上がることがあります。
こうしたアレルギーへの対策として、まず意識したいのは「アレルゲンを遠ざける」という物理的な工夫です。
外出時には表面がツルツルとした花粉のつきにくい素材の上着を選び、帰宅した際は玄関前で服を払い、すぐに洗顔やうがいで花粉を落とすといった小さな習慣が、症状の緩和に繋がります。また、花粉や黄砂の飛散が多い日は窓を開けるのを控え、洗濯物を部屋干しにするなど、家の中を「安全な場所」に保つことも大切です。
それと同時に、私たちの体が本来持っているバリア機能を守ることも忘れてはいけません。空気が乾燥していると鼻や喉の粘膜が傷つき、刺激を受けやすくなってしまうため、こまめな水分補給や肌の保湿で潤いを保つことを心がけましょう。
また、こうしたセルフケアだけでなく、医療機関に相談してご自身に合ったお薬を活用することも非常に効果的です。最近では眠気の出にくいお薬や、症状が出る前から服用することで発症を遅らせる「初期療法」や「舌下免疫療法」など、選択肢も増えています。
「毎年のことだから」と我慢しすぎず、専門的なケアを取り入れることで、この季節の過ごしやすさは大きく変わります。
外からの刺激を最小限に抑える準備が整ったら、次に目を向けたいのが、春特有の激しい気温差による「体への負担」です。
「花粉症みたいな症状が出るけれど、色んな対策をしても効果が薄い」という方は、寒暖差アレルギーかもしれません。
正式には「血管運動性鼻炎」と呼ばれ、気温差が7度以上あると症状が出やすくなります。朝晩の気温差が大きい春は、特に起こりやすい時期です。
花粉症との大きな違いは、アレルゲン(アレルギーの原因物質)がないことです。気温の急激な変化に自律神経がうまく対応できず、鼻の粘膜の血管が過剰に反応してしまうことで、くしゃみや鼻水が出ます。目のかゆみはほとんなどく、透明でサラサラした鼻水が特徴です。
寒暖差アレルギーの対策は、自律神経を整えることと、急激な温度変化を避けることが中心になります。
温度調整しやすい服装(重ね着、カーディガンなど)や、マスクで鼻の粘膜を保護・保温、規則正しい生活で自律神経を整える、適度な運動で自律神経のバランスを改善、十分な睡眠。こういった対策があります。
特に、適度な運動は自律神経を整える効果があるので、寒暖差アレルギーの症状軽減に役立つ可能性があります。リハビリ中の方は、「体調が万全でないから休む」のではなく、無理のない範囲で体を動かし続けることが、結果として不調を和らげる近道になります。
ここまでご紹介してきたように、春に起こりやすい体調不良には、花粉や寒暖差といった外からの影響だけでなく、自律神経の乱れや生活環境の変化など、さまざまな要因が関係しています。
そのため、「これをすれば必ず良くなる」という方法が一つあるわけではなく、ご自身の体調やその時の状態に合わせたケアが大切になります。
そのため当院では、そのような体調の変化にも配慮しながら、通年で空調や空気清浄機を稼働させ、リラックス出来るような空間づくりを行い、安心してリハビリに取り組んでいただけるよう心がけています。
また、マンツーマンでリハビリを行う理学療法士も、お一人おひとりのその日の体調に合わせてリハビリを進めていきます。
「いつもと少し違う気がする」「今日は少し調子が出ない」といった小さな変化でも、遠慮なくご相談ください。状態に応じて、内容を調整しながら進めていくことができます。
春は過ごしやすい季節である一方で、体にとっては変化の多い時期でもあります。
無理をせず、ご自身のペースを大切にしながら、日々を過ごしていきましょう。
参考
「花粉症の治療法最前線」(一般社団法人耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 https://www.jibika.or.jp/owned/contents3.html 閲覧日2026/4/7)
「2人に1人以上が花粉症、すでに過半数が発症も対策は遅れ気味」(ウェザーニュース https://jp.weathernews.com/news/45731 閲覧日2026/4/7)
「2人に1人が花粉症!? 最も発症しにくい県とは」(ウェザーニュース https://weathernews.jp/s/topics/201903/180165/ 閲覧日2026/4/8)
3月から4月にかけては、お祝いごとの多い季節です。卒業や入学、就職、転勤など、人生の節目を迎える家族や友人を囲んで、食事会が開かれる機会も増えます。
久しぶりに親戚が集まったり、仲間と思い出話に花を咲かせたり。食卓を囲む時間には、特別な喜びがあります。
しかし、嚥下に不安がある方の中には、「みんなと同じものが食べられないから」「むせてしまうと迷惑をかけるから」と、食事会への参加を遠慮してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
諦める必要はありません。
近年では、有名な飲食系のチェーン店やブランドで、嚥下食をはじめとする多様なニーズに応える取り組みが広がっています。さらに、一人ひとりの事情に寄り添った選択肢が増えてきているのです。
この記事では、外食の際に利用できる嚥下食の提供店のご紹介をいたします。
少しの工夫と情報があれば、食事はもっと楽しくなります。めでたいお祝いの席を、みんなで笑顔で囲むために、ぜひご覧ください。
ご存知の方も多いかもしれませんが、スーパーやドラッグストアでは、様々な介護食・嚥下食が手に入ります。
レトルトの介護食は、「きざみ食」「ミキサー食」「ムース食」など、嚥下の状態に合わせて選べるようになっています。さらに、和食、洋食、中華と種類も豊富で、お祝いの席にふさわしいメニューもあります。
ただし、スーパーやドラッグストアは、そのお店ごとの品揃えにも左右されます。
「もっと幅広い品揃えの中から選びたい」
そんな方は、オンラインストアで探してみるのはいかがでしょうか。
介護食専門のオンラインストアでは、うな重やお寿司のような、お祝いごとで食べるような料理を提供しているストアもあります。中には、見た目には固形を保っているにも関わらず、やわらかく食べやすくなっている料理もあります。
さらに近年では、多くの方が知るような有名店やチェーン店でも、嚥下食が出ています。
例えば街中でもよく見かける大手牛丼チェーン店である吉野家では、公式通販で「レトルト牛おかゆ」を提供しています。
吉野家と言えば牛丼。定番の味が楽しめるのは、牛丼が好きな方には嬉しいのではないでしょうか。塩分量にも工夫が施されており、塩分を摂り過ぎる心配もありません。
また、国内61店舗(2025.3時点)で展開するスープストックトーキョーでは、Soup for all!と言った企業理念を持ち、0~100歳まで最も身近な食べ物であるスープにこだわりを持っています。その中のサービスとして、時期に応じて多種多様なスープを提供しているスープストックトーキョーでは、「食べやすさ配慮食サービス」を実施しています。オンライン通販に複数メニューがある他、一部店舗でも提供しているようです。店舗は、車椅子が通りやすい店舗がサービスの対象に選ばれているため、ゆったりと食べることが出来そうです。
甘いものもございます。羊羹で有名なとらやでは、「やわらか羊羹ゆるるか」を販売しています。味はこし餡と抹茶の二種類。水羊羹とも異なる食感で、餡の香りを楽しめる一品になっていると評価されています。和菓子がお好きな方は、いかがでしょうか。
名古屋発祥のコメダ珈琲店では、飲みやすいようにとろみがついた「とろみコーヒー」を提供しています。一部店舗での提供の他、公式オンラインショップでも販売しているため、手に取りやすい一品です。きちんとした喫茶店が手掛けたコーヒーは、食事後の一杯にうってつけです。
嚥下食や嚥下調整食、介護食という名称だけでなく、インクルーシブフードやユニバーサルデザインフードという名称でも、嚥下能力に不安のある方向けの食事が出ています。既にオンラインストアを利用しているという方も、検索する単語を変えてみたり、SNSで探してみると、また新たな情報が見つかるかも知れません。
介護食を活用することで、食事を楽しむことはできます。
ただ、もっと食事の可能性を広げたいという方は、嚥下機能そのものを維持・改善することを考えてみるのも良いかも知れません。
嚥下機能は、加齢や病気によって低下しますが、適切なリハビリによって改善したり、維持したりすることが可能です。「むせやすくなった」「飲み込みにくくなった」と感じたら、早めに対策を始めることが重要です。
当院にも、ST(言語療法)プランがあります。気になる方はご相談も受け付けています。
「また、家族と同じものが食べたい」
「外食を楽しみたい」
「むせずに安心して食事をしたい」
そんな思いを、一緒に叶えていきませんか?
嚥下に不安を感じている方、ご家族の食事が心配な方は、ぜひ一度ご相談ください。
以前上げたブログも、より具体的に言語聴覚療法(言語療法プラン)について知る助けになるかと思います。もしよろしければ、こちらもご覧ください。
参考
吉野家公式通販ショップ (https://e-shop.yoshinoya.com/shop/c/c78/?srsltid=AfmBOorg8sjzoPiqiAAO_psVezOLf0wOW58Bhx_D0B2KQ4DEyUOqyC8E閲覧日2026/3/22)
コメダのいいものコレクション (https://ec.komeda.co.jp/products/%E3%81%A8%E3%82%8D%E3%81%BF%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC 閲覧日2026/3/22)
「誰もが外食を楽しめる社会に!インクルーシブフードの最前線」(TOKYO UPDATES https://www.tokyoupdates.metro.tokyo.lg.jp/post-946/ 閲覧日2026/3/22)
「食べやすさ配慮食サービス」(https://www.soup-stock-tokyo.co.jp/project/soshaku/ 閲覧日2026/3/22)
とらやサイト(https://www.toraya-group.co.jp/toraya/yururuka/?srsltid=AfmBOoolK4P1TkYLvw6FgbqMrSE_4KGebxNXo1SdNFMbZqhRiGehttjH 閲覧日2026/3/22)