お知らせ・ブログ
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予報によれば、2025年のスギ花粉飛散のピークは、関東では2月上旬から。ですが巷では、もっと早くに花粉症の症状を感じた方もちらほら見受けられました。
今年は過去最速の飛散、さらには飛散量も、昨シーズンよりも多くなる見込みのようです。
今や国民の半数以上が花粉症だと言われていますが、それだけの人数が初夏の頃まで花粉症の症状で苦しんでいるとなると、とてもたくさんの楽しい機会が失われているのではないかと思います。
せっかくのリハビリでも、集中して取り組めないと、もったいなく感じてしまいますね。
リハビリベースでのリハビリは、1回90分。保険適用のリハビリと比べると長い時間ではありますが、「もっと良くなりたい!」という強い気持ちでいらっしゃる方には、あっという間のようです。
次回が待ち遠しい、と仰っていただけるのに、今ひとつ集中できない環境になってしまえば、こちらとしても心苦しいです。
そのため当院では、90分間はリハビリに気兼ねなく取り組んでいただけるように、通年、空気清浄機を2台設置しています。
また、基本的にリハビリは屋内で行っています。
空調もしっかりと効かせておりますので、雨天はもちろんのこと、暑い日・寒い日も、快適にリハビリを積み重ねていくことができます。
※ご希望により、外でのリハビリも可能です。
その他、施設の設備のことで心配があれば、事前に見学も可能です。
リハビリベースに初めていらっしゃる方からは、運動しやすそうな広さで、明るい雰囲気のある空間だと驚く声をよくいただきます。
サイトやSNSでもご覧いただけますが、実際に目の当たりにすることで、自分がリハビリする時のことをより具体的に考えられます。
さらに、体験リハビリにお申し込みいただければ、今のお身体やお悩みについてお伺いした後、当院で行っている普段のリハビリと同じリハビリを行います。現在は無料で提供中です。
本来なら暖かく、体を動かすことが楽しくなってくる季節。
花粉症への対策を重ねながら、貴重な機会を大切にしていくのはいかがでしょうか。
リハビリベースにも是非お越しください。
こんにちは、リハビリベースです。
2月には節分が控えていますね。
行事ごとでは、「食」も大きな楽しみの一つ!
節分の「食」と言えば「恵方巻」を思い浮かべる方も多いと思いますが、研究によれば実は恵方巻は、大正~戦前以降、関西の商人たちによって広められた、比較的新しい文化だそうです。
節分に食べる巻き寿司に「恵方巻」という名前をつけたのも、セブンイレブンのようです。
※諸説あります。
あまり歴史のない風習ではありますが、現在のように全国に恵方巻文化が広まった理由の裏には、本格的な年中行事からは縁遠くなっても、行事の気分は味わいたいという人々の気持ちもあったようです。
2025年の恵方は西南西です。
せっかくですから、年中行事を楽しみたいですね。
ただし、昨年も消費者庁から注意喚起があったように、恵方巻には窒息の危険性もあります。
特に、脳梗塞や脳出血の後遺症などで食べたり飲んだりがしにくい摂食嚥下障害の方には、注意と工夫が必要です。
恵方巻の有名な食べ方は「一本の太巻きを、恵方を向き、願い事をしながら無言で食べる」というものでしょう。
この食べ方には行事らしさもありますが、丸かじりすれば当然、窒息のリスクがあります。嚥下能力が低下している場合には、安全に食べられるような工夫が必要です。
例えば、食べる時の姿勢を気にしたことはありますか。
「しっかり地に足をつけて背筋をのばす」
このような、嚥下能力を最大限に発揮できる姿勢づくりが大切です。
また、口の中はきれいですか。義歯を使っている方は、しっかり安定しているか、いま一度確認してください。
咀嚼が弱い人は、口に食べきれないものが残りがちです。決してほおばったり、水などで流し込んだりせずに、ひと口ひと口、しっかりと食べてくださいね。
ひと口の量が気になる方は、きちんと切りましょう。
行事ごとだから普段と違うことがしたい、という気持ちがあるのなら、飾り巻き寿司にしてみるのはいかがでしょうか。切ること自体を楽しむことができます。
食卓が一気に華やぎますね!(੭˙꒳˙)੭⋆。˚✩
また、食材への工夫もしてみましょう。
巻き寿司に使われる海苔は、厚みがなくて噛み切りにくい上に、湿ることでより喉にはりつきやすくなっています。
その対策のため、海苔の代用品として、薄焼き卵を使う家庭もあります。
明るい色合いで、お祭り気分もより味わえます。
最近広まった風習ということもあってか、恵方巻には様々にオリジナルな具材や食べ方が生まれているようです。
他の家庭での食べ方を聞いてみたり、自分の食べ方を発信することで、それがまた流行になっていくかも知れません。
工夫もいいけれど、食事を不安なく、もっと楽しみたいという方へは、言語聴覚療法をオススメします!
言語聴覚療法という名称からは、話す、聞く、などの言葉や、コミュニケーションのリハビリを想像されるかも知れません。
それもリハビリ内容の一つですが、それだけでなく、実は「上手に噛めない」「上手に飲み込めない」のような嚥下障害も対象となっています。
姿勢や意欲、口の中の機能や飲み込みの機能といった身体の機能を高めることによって、恵方巻だけでなく、普段の食事の場面にみられる不安から改善が見込めます。
より詳しく知りたい方はこちら
言語聴覚療法(Speech Therapy)とは
リハビリベースでも昨年から、言語聴覚士(ST)による言語療法プランを開始しています。
リハビリベースでは個人個人の目標達成をお手伝いする、オーダーメイドのリハビリを行っております。
「もっと食事を楽しみたい」というお悩みにも「自分らしい喋り方を取り戻したい」というお悩みにも精一杯お答えしますので、まずはご相談ください。
無料体験も受付中です。
「はじめに」では恵方巻について紹介しましたが、では、「豆まき」の歴史についてはご存知でしょうか。
豆まきは、「追儺」という行事が元になっています。追儺は中国から伝わり、日本で疫病が流行したことをきっかけに、平安時代から行われていました。
その目的は今と変わらず「病気を引き起こす鬼を追いやる」こと。
人々が鬼を追い払う光景が、平安時代からもう1300年以上も続いていると思うと、不思議な気分になりますね。
ただし、そこに「豆まき」が追加されたのは、室町時代頃でした。
通説では、豆が五穀のうちの一つで神聖なものとされていたことや、音が「魔滅(まめ)」に通じることが理由のようです。
平安時代からの伝統的な形式を残しながらも、時代に合わせて豆まきや恵方巻などの新たな文化も組み込んで行事を楽しむ光景には、病を克服したいという人々の強い気持ちと、人間のたくましさが、同時に現れているように思います。
健康に長生きして、次の世代へと、この文化を引き継いでいきたいですね。
参考資料
沓沢 博行(2009)「現代人における年中行事と見出される意味 : 恵方巻を事例として(<特集2>現代社会と民俗)」『比較民俗研究』23,p131-151( https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/record/18619/files/11.pdf)
「寒い寒い」とここ数か月、外出の際にはコートやマフラーで身を固めて過ごしていましたが、気づけば一年で最も昼が短い冬至を過ぎ、年を越して、着々とまた季節が巡ろうとしていますね。
一年の目標はもう決まりましたか?
寒い時期には気力がわかなかったり、関節の痛みで動くのが億劫になったり、という方も多いかと思いますが、この時期は、活動しやすい春に向けた、準備期間でもあります。
今のうちに、春になったら何をしよう、と考えてみるのはいかがでしょうか。
冬を耐えた花があちらこちらで咲き、ツバメが渡って巣作りを始め、外に出る楽しみが増える季節です。お花見や散歩をするのも良いですね。
脳梗塞や体力の低下などで中々そうはいかない、という方も、当院でリハビリをすれば、杖がなくても歩けるようになったり、旅行ができるまでに回復するかも知れません。
春は、目標に据えるのにも、何かを始めるのにも、うってつけの季節です。
春に向けてリハビリをして、自分の力で新たな生活を始めたい! という方も、春から今以上に頑張りたい! という方も、大歓迎です。
リハビリベースは全力で手助けいたします!
リハビリベースもまた、目標に向けて頑張っています。
リハビリベースは昨年、多くのご利用者様やそのご家族様に支えられ、6月には2周年を迎えることができました。
さらに10月には、店舗を移転・リニューアル!
環境の変化とともに、移転前からのご利用者様にも、新たにご縁のあったご利用者様にも、今まで以上のサービスを提供できるリハビリベースを目指しております。
その一環として、現在は、理学療法士を募集中です!
変化には、年月や季節のように望むと望まざるとにかかわらず変わってしまうものと、自分の力で起こすものの二種類があります。
リハビリベースに来院される方々は皆様、自分の力で、変化を起こそうとしていらっしゃいます。
リハビリベースでは、その勇気の手助けができることを誇りにしています。
新たに目標を持って前向きに進もうとしている方にはぜひ、リハビリベースに一度、足を運んでいただけたらと思っております。
まずはぜひ、あなたの目標を聞かせてください。お待ちしております。
<お問い合わせ>
TEL | 042-401-0890 (月〜土 9:00〜18:00)
メール | https://reha-base.com/contact.html
公式LINE | https://lin.ee/NsDFEem
リハビリベース国分寺では、2024年4月から言語聴覚士によるリハビリも開始しています。
そこで、普段聞きなれない言語聴覚士と言語聴覚療法について少しご説明します。
1.言語聴覚士とは?
2.言語聴覚士はどこにいるのでしょうか?
3.言語聴覚療法はどのようなリハビリをするのでしょうか?
4.言語聴覚療法を通して、どのような未来を目指しますか?
機能(話す、聞く、書く、読む)、認知機能や高次脳機能(注意や記憶などに関わる脳機能)、コミュニケーションに対するリハビリテーションを行っています。
現在日本には約41000人の言語聴覚士がいますが、実際就労している人数は2万人ほどといわれています。この数は理学療法士の約5分の1、作業療法士の3分の1であり、他の療法士に比べ少ない現状があります。
日本の国家資格として制定されたのは1997年とまだ25年ほどであり、日本の医療部門の国家資格としては新しいものの一つといえます。
また、近年療養の場では、栄養とともに口腔機能・嚥下機能の改善の重要性が話題となり、言語聴覚士・言語聴覚療法の需要は増加傾向にあります。
2.言語聴覚士はどこにいるのでしょうか
なかなか皆さんとお目にかかることの少ない言語聴覚士ですが、いったいどんなところにいるのでしょう?
実は総合病院やリハビリテーション病院などに勤務しているケースが最も多く全体の6割程度。次いで老人保健施設や特別養護老人ホームなどが多く、ほとんどの言語聴覚士は施設内に在籍しています。
近年、地域の医療・介護現場に出てきている人数は徐々に増えてはいるものの、訪問看護ステーションや学校教育現場など、在宅の場で活躍している言語聴覚士はまだまだ少ない現状があります。
「入院中は言語聴覚療法を受けたけど、家に戻ったら受けたくても受けられない……」。
そんなお話もよくお聞きします。
3.言語聴覚療法はどのようなリハビリをするのでしょうか
言語聴覚療法は基本的に1対1で行われます。それぞれ目的の機能評価を行い、個々に目標とプログラムが組まれて実施されるのが一般的です。
[認知機能障害・高次脳機能障害といわれる方たち]
注意や記憶、言語といった機能の評価を行いつつ、脳機能の特性を生かしたリハビリテーションを行います。パズルやカード、文章などを使用し、集中力を高め脳機能の向上を図るプログラムを行います。失語症状がある方たちには、言語理解の方法を整理し、音声だけでなく文字や絵などを使用したプログラムを行っています。
[構音障害や発声障害のある方たち]
呼吸や発声方法の調整、姿勢調整なども含め機能向上を目指していきます。
口腔器官、身体のリラクゼーションも図りつつ、文章音読や歌などのプログラムを行います。
[嚥下障害のある方たち]
嚥下機能に関しては、身体機能や喀出力、嚥下に関する口腔器官へのリハビリテーションを行い、咀嚼から嚥下といった一連の流れを安定させ、安全に経口摂取ができるようリハビリテーションを行っていきます。また、姿勢調整や食形態の変更など、その方の力に合った環境配慮に関してもアドバイスさせて頂きます。
[言語発達障害のある方たち]
その子の発達状況を確認し、遊びや運動を取り入れながらその子の成長に合わせ、言語理解や発語の促しを行います。特にお子さんの場合は、身体や口腔器官の運動や感覚、認知機能や言語の発達などが個々に違います。また興味や関心も違うので集中力もなかなか続きません。そして親の関りも非常に重要です。このように、その子の発達に合わせコミュニケーション全般に対するアプローチを行っていく必要があります。
このように、認知機能や言語機能、嚥下機能などは、私たちが普段無意識に行っている機能です。目に見えない部分でもあり、その詳細についてはわかりづらい側面があります。言語聴覚士が関わることにより、現状の機能やその細かな変化を説明しつつリハビリを進めて行くことが出来ます。
利用者様には脳血管疾患や神経性難病、がんなどにより機能障害を抱えられた方が多くいらっしゃいます。
4.言語聴覚療法を通して、どのような未来を目指しますか
リハビリテーションでは、それが保険内のリハビリであろうと自費のリハビリであろうと、その先に続く未来に何を描いて進むかがとても大切になります。
それは「~をなくす」という抽象的な未来ではなく、「家族の結婚式でスピーチをする」「友人と酒を酌み交わしながら昔話をする」といった具体的なものであって欲しいと思います。
残念ながら障害をなくすことは出来ないかもしれません。ただ、軽減させその未来を実現することは出来るかもしれません。
先に述べた通り、言語聴覚療法では、嚥下やコミュニケーションという側面から、直接その人のQOLに結びつく機能のリハビリを行っています。
国分寺リハビリベースでは言語聴覚療法の場でも、皆様の「どうなりたいか」を一緒に考え、ともにリハビリを進めていきたいと思います。
12月に入り、いよいよ冷え込んできました。
冬場になると増えてくる事故の1つに、「転倒」があります。
積雪や路面の凍結はもちろんですが、厚着によって動きにくくなったり、寒さによって身体がこわばることも、大きな要因です。
パーキンソン病の症状の進行を緩和させるためには、外出やリハビリは欠かせません。
しかし、身体のこわばりが強くなっていたり、転倒しないようにいつも以上の注意を払う必要があり、不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
不安を解消するためには、原因や対策などを、よく知ることが大切です。
今回のテーマは、冬に意識していただきたい注意点です。転倒の原因となり得る身体のこわばりへの対策や、冬のかくれ脱水についてもお伝えいたします。
記事の最後には、当院のInstagramアカウントで投稿している、ご利用者様にご協力いただいて撮影した、バランスを養うためのトレーニング動画もご紹介いたしております。ぜひ最後までご覧ください。
冬になると、特にパーキンソン病の方は、筋肉のこわばりや動きが遅くなるといった運動障害が、より強くなったと感じることが多くなります。
その背景には、パーキンソン病の症状の一つである、自律神経の働きの低下があります。
自律神経には、体温を一定に保っている血管の働きを、調整する役割があります。ですから、自律神経の働きが低下すると、気温の変化に体が対応しづらくなり、体が冷えやすくなります。体が冷えると、寒さのために体が緊張してしまい、知らず知らずのうちに力が入りやすくなってしまいます。
このような変化は、症状の進行とは別であることが多いため、温かくなると和らいでいくことが多いです。
ですが、身体のこわばりによって転倒すれば、骨折や入院につながっていきます。体を温めて、緊張を和らげておくことは不可欠です。
体を温かくする方法は様々にありますが、当院が特に強調したいのは、運動です。
リハビリ施設だから、という理由もありますが、それ以上に、より根本的な改善が望めるためです。
筋肉には、血管と同様に、体温を一定に保つ働きがあります。「熱産生」と呼ばれる働きです。筋肉は収縮する際にエネルギーを消費しますが、そのエネルギーを産生する際に、熱が発生するのです。運動して身体が熱くなるという経験には、きっと多くの方が覚えがあるでしょう。
さらに重要なのは、基礎代謝です。基礎代謝とは、生命維持のために消費される必要最低限のエネルギー代謝量のこと。エネルギーの消費にともなって熱が発生しますから、基礎代謝量が高ければ高いほど、普段の熱産生も増加して、体が温まりやすくなります。
では、どうすれば基礎代謝量は増えるのか。
この基礎代謝量は、筋肉量が多い人ほど、高い数値を示すのです。
何故ならば、基礎代謝量には肝臓や脳などの他の臓器も関わっていますが、鍛えて組織量を増やすことができるのは、筋肉だけだからです。 そして筋肉量を増やすには、運動が欠かせません。
当院で行っているような「よく動くリハビリ」をすれば、寒さで身体がこわばることが減り、さらに元々の目的である、症状の進行の抑止も期待できます。
転倒防止のために運動をするのに、運動しようと出かけて転倒してしまうのでは、本末転倒です。
雪が降ってからはもちろん、朝や日陰を歩く時にも、歩き方や、歩く場所に注意しましょう。
特に転倒しやすい場所は、歩道や駐車場、建物の出入り口など、人がよく行き交う場所や、階段、スロープといった高低差のある場所です。
また、意外なところでは、白線の上も滑りやすくなっています。
避けて歩くことが難しくても、滑りやすそうな道を見分けられるようになることで、歩き方を変えるなどの対策が可能になります。
雪道や濡れた道などの滑りやすい道では、「ペンギン歩き」と言われるような小さな歩幅で、靴の裏全体をつけて歩くと、滑りにくくなります。
滑りにくい靴や、靴底に装着する滑り止めなどの使用も重要です。
また、寒い場所から移動してすぐの運動も、まだ身体がこわばっていて転倒しやすいと考えられます。
充分に身体をほぐしてから、転倒する心配のない運動から始めましょう。
この記事の最後でも、転倒せずに身体を鍛えられる運動を紹介いたします。ぜひお試しください。
夏だけでなく、冬でも脱水の危険があります。冬は「かくれ脱水」と呼ばれるように、自覚症状がないまま脱水になる例があります。
冬は湿度が低く、空気が乾燥しやすくなります。さらに、暖房を使うことで乾燥が加速し、皮膚から水分が蒸発していってしまいます。
しかし、蒸発は目に見えないため気づくことは難しく、しかも夏ほど汗をかかないため、喉の乾きも軽度です。そのため、気づかないうちに、脱水になってしまうのです。
特にパーキンソン病の方は、筋肉が痩せているため、身体に水分を保持することができなくなっている上に、嚥下障害や頻尿のために水分を取る量が減りがちで、脱水になりやすくなっています。また、高齢の場合は、喉の乾きを感じにくくなっている場合もあります。
運動をしている時も日常生活でも、意識して水分補給をしましょう。
以下の動画は、実際にリハビリベースに通院されていた方にご協力いただき作成しました。転倒の心配がなく、なおかつ身体のバランスを支えているヒラメ筋を鍛えられるトレーニングです。
運動不足になりがちな年末年始に取り組んで、より良い時間を過ごしましょう。
より具体的に知りたい方のために、「リハビリベース」では、冬場のリハビリや症状管理に関するご相談を受け付けています。
<お問い合わせ>
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メール | https://reha-base.com/contact.html
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理学療法士(PT)による、パーキンソン病のリハビリに関する専門的なアドバイスや、お客様の身体に合わせた、オーダーメイドのリハビリをご提供いたしております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
こんにちは、リハビリベースです。
冬が近づいてくると、麻痺の症状が悪くなっているように感じる方も多いかと思います。当院にも、麻痺が強くなって動作がしづらくなったと、悩みを口にされる方が時々いらっしゃいます。
また、寒さのせいでリハビリのやる気が起きない……という方もいるかも知れませんね。
今回は、麻痺症状を和らげる方法や温かな家の中でできるリハビリをご紹介します。
冬にこそリハビリを継続しなければならない必要性もお伝えしますので、ぜひご覧ください。
人間の体には、そもそも、体温をある程度一定に保つ機能があります。
その機能のうちの一つが、運動による熱生産です。
これは言葉の通り、筋肉がエネルギーを消費する際に、熱が発生することを指します。
寒い時に体が震えるのも、熱を発生させるために、体が筋肉を収縮させているのです。
この機能によって人間は体温を維持しています。
それでも、わざわざ運動までしなくても、と思う方もいらっしゃるかも知れません。
残念ながらこの機能は、運動不足や加齢によって筋肉が減ると、基礎代謝量の減少とともに、低下していってしまうのです。
つまり、運動なしの生活だけでは、だんだんと体が温まりにくくなります。
また、脳卒中で中枢神経系が損傷している場合は、血流の調整を行っている自律神経系の働きが弱まっていることがあります。血流も体を温める重要な要素であるため、血流が悪くなると、体温の低下を引き起こします。
加えて、感覚の低下によって冷えを感じにくくなっているため、適切な保温が行われていない場合もあります。
これらの結果として麻痺側の低体温が続くと、筋肉の柔軟性が低下し、関節の痛みを引き起こすことがあります。血流の悪化によって、褥瘡や感染症のリスクも高まります。
麻痺や感染症によって運動不足になると、基礎代謝量が減少。今までより冷えやすい体になる。冷えるとまた筋肉が動きにくくなる……という悪循環が生まれてしまいます。
冬でもリハビリは継続していきましょう。
「低周波治療器」という単語を耳にしたことはあるでしょうか?
人間の神経や筋肉には、低い周波数の電流に反応する性質があります。その性質を利用して、電気刺激によって筋肉を収縮させ、血流量の増加を図ることで、体を動かしやすくする機械です。
脳卒中で動かしにくくなった筋肉に電気を流すことで、麻痺や動作の改善をうながすことができます。
さらに、電気刺激とリハビリを組み合わせることで、リハビリの効果が向上し、電気刺激なしでも動けるようになったという報告があります。
また、動くことで筋肉の代謝を上げ、筋肉の温度を上げることで、体温を保つ事が出来ます。
麻痺症状を和らげるという目的に対しては、より根本的なところからのアプローチです。
麻痺を和らげるために家でもできる方法としては「体を温めること」が挙げられます。
とても基本的なことではありますが、温かいものを飲んだり、お風呂に浸かり、身体が温まった後にストレッチングを入念に行うことで、動作のしやすさを感じられると思います。
また、「低体温が続くとどうなる?」でも述べたように、運動をすると熱が発生します。
運動して温かくなった後にストレッチングで筋肉の柔軟性を高めることでも、麻痺は和らいでいきます。
そして、麻痺している部分を動かす際には「反対方向へ多く動かすこと」を意識してください。身体には相反抑制と呼ばれるメカニズムがあります。これは簡単に言えば、ある筋肉を動かす際、その反対にある筋肉は弛緩するというメカニズムです。
麻痺している場合には、筋肉が緊張状態にある(筋緊張している)ため、その緊張を和らげるために、反対方向へ動かす動きが有効になるのです。
こちらは、実際にリハビリベースに通院されていた方にご協力いただき作成した、家でもできるリハビリの動画です。