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リハビリの3つの時期

リハビリの3つの時期について

脳血管疾患や整形疾患による入院や術後の後遺症に対するリハビリには3つの時期(急性期・回復期・生活期)があると言われています。 

リハビリベース国分寺は回復期と生活期(維持期)のどちらの方のリハビリにも対応することができる、お一人おひとりの身体にあわせたオーダーメイドプランのサービスを提供しています。
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このブログでは3つの時期の説明とそれぞれの時期でリハビリを受けられる施設とリハビリ内容についてご説明します。
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【1】急性期

急性期とは病気発症や術後間もない時期の事です。
急な症状が現れた際に検査・処置・手術など対応ができる急性期病院に入院する必要があり、身体の機能そのものの回復が一番重視されます。
その為、術後約2~3週間の入院期間の中で行われるリハビリの内容は、無理のない負担の軽いリハビリがおこなわれます。
後遺症に対する運動能力の向上は、早い時期から段階的にリハビリを行うことが寝たきり防止や後遺症の軽減につながるとされています。

その多くは廃用症候群の予防ためのリハビリです。
*廃用症候群…寝たきり状態や不活動状態が続き、筋肉が萎縮し衰えたり、関節が硬くなったり、骨が弱くなるなど運動機能が衰えた状態のことをいいます。
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急性期に行われるリハビリ

寝たきりでいるとどんどんと筋肉は衰えていき、後遺症の回復に悪影響を及ぼすだけでなく二次的合併症という認知症などの症状を呈すると言われています。
そのため急性期では発症後、手術・入院した病院でリハビリが行われます。
そのリハビリ内容のほとんどは廃用症候群防止の為にも、寝たきりになることを避け、少しずつベットから身体を離す場面へと段階的に行われます。
離床することで回復期のリハビリにむけて心身共に好影響を考えている為です。

【主なリハビリ内容】
① ICUでの座位練習
② ティルトテーブルを利用した立体練習...など
上記のほかにリスク管理の観点から合併症の管理や座位練習・運動負荷試験も行います。
急性期ではこのように患者の気持ちと身体の離床を目的に基本動作の訓練(リハビリ)を行います。
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【2】回復期

回復期とは、急性期で病状が安定し急な病変などが考えにくい段階まで回復され、基本動作の訓練(リハビリ)が終わったら、術後の様々な後遺症によって低下した機能の向上の為のリハビリを行う期間が回復期になります。
回復期に行うリハビリ=「在宅復帰・職場復帰を目指リハビリ」なのです。
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回復期に行われるリハビリ

回復期にリハビリを行う場所、①回復期リハビリテーション病院などへの入院②自費リハビリ施設への通院のなどがあります。
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①回復期リハビリテーション病院

回復期リハビリテーション病棟へ入院する対象者は、厚生労働省が疾患などの条件や入院期間を定めており、専門の医師による判断が必要です。
また、対象疾患ごとに入院期間が定められています。
例えば脳血管疾患や頸髄損傷などは、最大入院期間180日で、大腿骨や骨盤などの骨折は、最大90日の入院期間が定められています。社会に戻ってからの生活を少しでも元に近い状態に近づけるためのリハビリテーションを専門に行っています。
入院期間は最大180日(疾患・状態により異なる)、リハビリテーションは1日最大3時間行い、社会・在宅復帰をめざします。
1日約3時間、障害のできる限りの改善を図り、退院後の生活を見据えたADL(食事・排泄・着替え・入浴など)の集中的なリハビリに取り組みます。
看護師の他、リハビリ専門医やセラピスト(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)、介護職、ソーシャルワーカーなどの多くの専門職種がチームとなって支援し、自立を目指します。

歩行訓練・応用動作の訓練・日常動作・口周りの訓練・顔周りの訓練・間接的嚥下訓練・直的嚥下訓練・機能回復訓練・維持期への橋渡し
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②自費リハビリ施設

入院生活嫌だ」「回復期の間により多くのリハビリ時間を確保したい」という方は回復期でも自費リハビリ施設をご選択いただけます。
回復期は1番運動能力の改善・再獲得が見込まれる時期になる為、回復期病院の退院後、病院と連携を図りそのまま自費リハビリ施設へ通われる方や、入院はこれ以上いたくないけどリハビリ時間を確保したい。という方が多くご利用されています。

リハビリベース国分寺では、90分しっかりと身体を動かし生活での基本動作や歩行などだけでなく、運動能力全体の改善を図り、日々の生活・今後の人生を豊かにするためのリハビリをお一人おひとりの身体に合わせた、オーダーメイドのメニューで行います。

実際に回復期に術後、回復期病院に入院せずにご自宅から当施設への通院を選択し、2ケ月で歩行能力を中心とした運動能力が改善されご自宅での生活が自立して行える様になったご利用者様もいらっしゃいます。

その方の症例紹介ブログは→【こちら

【3】生活期(維持期)

維持期では、回復期で行ったリハビリの成果で様々な機能改善されたお身体を実際の生活へと移行し、維持・生活するうえで必要なリハビリを行います。
生活の中の日常動作(散歩や体操などの軽い運動)のリハビリを中心行われます。
回復期で一度回復しても退院した後、リハビリ時間が減ると再び機能低下が進むといわれています。
退院後も外来や介護保険を利用したリハビリを続けることが重要となります
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生活期(維持期)行われるリハビリ

生活期(維持期)のリハビリを行う場所は
①自宅での訪問リハビリ②デイサービス等通所リハビリ施設③自費リハビリが中心となります。

介護保険の制限があり圧倒的にリハビリ時間の確保が難しくなるのが生活期(維持期)の特徴です。
回復期で機能改善し「要支援1」「要支援2」「要介護2」と認定された方でも、5年以内に4割以上の方が「要介護3」へと認定変更がされています。

回復期のリハビリ終了後『もっとよくなりたい』という想いがある方、現在のお身体の状態やリハビリ内容・時間に不満・不安を抱えている方は自費リハビリ施設と併用してリハビリを行うと短期集中でお身体の状態を改善しその後の生活を豊かになります。
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①訪問看護

訪問看護のリハビリは、病院やリハビリテーション施設への通院が困難な方で、退院後の生活に不安がある方が、主治医により訪問でのリハビリテーションの必要性が認められた場合に受けることができるサービスです。
看護師や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが利用者の自宅を訪問し、心身の機能の維持・改善など日常生活の自立を支援する為に、様々なリハビリテーションを行います。
自宅という実際の生活環境でその人の生活に合ったリハビリテーションができることと、ご利用者本人がリラックスしてサービスを受けることがメリットです。

▼看護
日常生活の中の医療行為の補助やケア
▼理学療法(PT)
下肢機能訓練、基本動作訓練(起きる、座る、歩くなど)や屋外歩行訓練
▼作業療法(OT)
上肢機能訓練、応用動作訓練(更衣、料理、家事など)
▼言語療法(ST)
言語訓練、摂食・嚥下訓練、嚥下状態の評価、高次脳機能訓練、食事の調理方法、コミュニケーションなど
▼その他
健康管理(バイタルチェック、問診など)
機能評価(病状や身体機能の把握など)
生活動作訓練(歩行・食事・排泄・着替え・座位保持など)
摂食嚥下訓練(口腔ケア・口腔体操など)
環境整備のサポート(ご利用者様のお身体の状態に合った住宅改修のアドバイスなど)
福祉用具の選定(お身体に合わせた福祉用具の利用支援など)
家族への指導(介助方法のアドバイスなど)

これらの内容が介護保険内で行えます。
しかし回数・時間に制限があり、最大でも1週間120分となります。
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②デイサービス

デイサービスは通称「通所介護」と呼ばれている介護保険サービスです。
日中に施設に通うことで、入浴や食事などの介護サービスを1日受けられ可能な限り自宅で生活を送れるようにすることを目的とした施設です。

デイサービスでは、介護職員、看護師、生活相談員、機能訓練指導員などのスタッフによって、・機能訓練・食事・入浴・レクリエーションなどが行れます。

※機能訓練=日常生活で行う動作維持を目指すサービス
マッサージや脳トレ・体操など減退防止のための訓練で、リハビリとは異なるサービスです。

介護保険内で週1日を通して集団で体操など軽運動や、食事、脳トレを行う施設ですのでご家族への負担を減らせ、日常生活で行う行動の維持が行えます。
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③自費リハビリ施設

自費リハビリ施設・リハビリベース国分寺では、身体の専門家である理学療法士がご利用者様のお身体に合わせたプランで利用日数や時間に制限なくマンツーマンで機能改善リハビリを行います。

実際のご利用者様には
介護保険の制限を最大に利用してデイサービスに週3回通いながら、社会復帰にむけてより改善することを目指し、リハビリベース国分寺で短期集中的に運動機能改善の為のリハビリを週2回行っている方や
週2回の訪問看護と併用して、当施設のリハビリを利用し集中的に身体機能の改善を自行い、発症前に近い状態での社会復帰を目指している方などが多くいらっしゃいます。

保険内のリハビリだけでなく、リハビリベース国分寺を利用して機能改善を行い、その後の人生を豊かに過ごしてみませんか?

ぜひ、一度体験にいらしてください。
お申し込みは→【こちら】から

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