お知らせ・ブログ
営業時間 9:00~18:00月~金(定休日:土日祝祭日)
042-401-0890お知らせ・ブログ
連日35度前後の気温が続き、夏前半の涼しさが懐かしく感じられる、例年通りの猛暑です。
日傘、水分補給など、様々な暑さ対策が今年も様々なメディアから発信されていますが、自分に合った対策は見つかったでしょうか?
今回ご紹介するのは、「夏の衣服選びについて」です。
私たちの身体は、汗をかくことで体温を下げています。汗が皮膚から蒸発する際に熱を奪うことで、体温の上昇を抑える仕組みです。
そのため、衣服が汗を吸いにくかったり、熱や湿気がこもりやすかったりすると、体温調節がうまく働かず、暑さによる不快感や身体への負担が大きくなることがあります。
特に、リハビリやウォーキングなどで身体を動かすと、安静時よりも多くの熱が体内で作られるため、衣服はさらに重要な要素になります。
リハビリをする方は特に、汗を発散しやすい服の素材や、通気性の良いデザインなどを考えながら、服を選んでみてください。
半袖などの服の形だけでなく、その素材によっても、汗の乾きやすさや通気性、着心地は大きく変わります。同じ運動でも、衣類を変えるだけで快適さが変わることも少なくありません。
ポリエステルは、石油を原料とする合成繊維で、繊維が丈夫で切れにくく、皺が発生しにくいため、洋服の材料として幅広く使用されています。
汗を吸い上げる吸湿性や通気性については低いものの、生地の表面に水分を広げる特徴があるため、速乾性には優れています。
また、近年では吸湿性などの弱点を克服し、接触冷感機能などの加工を施した生地が、スポーツウェアなどにもよく利用されています。
多様な機能を持たせやすいのは、合成繊維ならではかも知れません。
ただし、油汚れを吸着しやすい特徴があるため、皮脂を餌にした雑菌が繁殖し、汗の臭いが発生しやすくなる点には注意が必要です。湿度の高い日でもすぐに乾くという特徴はありますが、乾くからと言って汚れていないとは限らないので、洗濯はきちんとする必要があります。
レーヨンは人工の繊維ですが、その素材は木製パルプなどの天然原料で、再生繊維に分類されます。吸湿性の高さや肌に触れた時のさらっとした手触りが特徴で、涼しさを感じやすい素材です。
ポリエステルと違い、皺になりやすいため、頻繁に着替えたりして洗濯物が多くなりがちな方には、やや面倒に感じやすい素材かも知れません。
綿(コットン)は、レーヨンと同様に天然原料から作られ、吸水性に優れている素材です。汗を吸う力は高い反面、乾くまでに時間がかかります。そのため、多く汗をかく運動では、濡れた衣類が身体に張り付いたり、休憩中に身体が冷えたりすることがあります。
ただ、肌への刺激が少なく、肌が弱くても安心して使える点は大きな魅力です。
麻(リネン)は、夏向きの素材として、夏服によく利用されています。通気性が良く熱がこもりにくい素材です。さらりとした着心地で、散歩などの軽い運動や普段使いにも適しています。
一方で、伸縮性はあまり高くないため、大きく身体を動かす運動には向かない場合があります。
また、汚れは落ちやすいですが、皺にはなりやすく、服の皺が気になる方には向きません。
普段使いの中で、その皺を味として見れば、夏のオシャレとして着こなす楽しみが増えるかも知れません。
それぞれ同じ素材でも、織り方や糸の加工、素材の混合比率などによって、手触りや機能に大きな変化があります。
また、今回紹介しなかったナイロンや絹(シルク)などにも、それぞれの良さがあります。
運動時には吸汗速乾機能のある衣服、普段着や軽い活動には麻など、それぞれの特徴を活かして使い分けることが大切です。
素材以外にも、服のデザインや、服の色なども重要です。
まず、衣類は身体に合ったサイズを選ぶことが大切です。
体を締め付けてしまうような小さすぎる服は熱がこもりやすくなります。大きすぎる服の場合、通気性はありますが、リハビリの観点から見ると運動器具に引っかかることによる転倒のリスクや、動きを妨げてしまうことが考えられます。
衣類の「色」も暑さ対策に関係しています。
一般的に、黒や紺などの濃い色は太陽の熱を吸収しやすく、白やベージュ、水色などの淡い色は熱を吸収しにくいとされています。
屋外で運動する場合は、淡い色の衣類を選ぶことで、暑さを和らげられる場合があります。
さらに、通気性の良いデザインを選ぶこともポイントです。メッシュ素材が使われているものや、風が通りやすいデザインの衣類は、汗や熱がこもりにくく、快適に運動を続けやすくなります。
これまで快適さに重点を置いてご紹介してきましたが、夏の運動では、快適さだけでなく安全性も大切です。
特にリハビリやウォーキングでは、衣服や靴の選び方によって転倒や怪我のリスクが変わることがあります。
まず、先述したように衣類は大き過ぎず、小さ過ぎない、動きを妨げないものを選びましょう。裾や袖が長すぎる衣類は足や手に引っ掛かりやすく、転倒の原因になる場合があります。反対に、身体を締め付ける衣類は暑さや動きにくさにつながるため、適度にゆとりのあるものがおすすめです。
また、靴選びも重要なポイントです。サンダルのようなかかとが固定されていない履物は、歩行時に足元が不安定になりやすいため、運動には適していません。ウォーキングやリハビリでは、足に合った運動靴を選ぶことで、安定して身体を動かしやすくなります。
さらに、衣服選びも重要ですが、汗をかいた後は濡れた衣類をそのまま着続けないことも大切です。汗で濡れた服は不快感が続くだけでなく、冷房の効いた室内では身体を冷やしてしまうことがあります。タオルや着替えを用意しておくと安心です。
リハビリベースでは、運動後にお体を拭くことが出来るよう、良い匂いのするおしぼりをご用意しております。運動後のリフレッシュにもぜひご活用ください。
夏は暑さに意識が向きがちですが、安全に運動出来るように、動きやすい服装を選ぶことも大切です。快適さと安全性の両方を意識して、無理のない運動を心掛けましょう。
夏は暑さの影響で運動を控えたくなる季節ですが、服装を少し工夫するだけでも、より快適で安全に身体を動かしやすくなります。水分補給や休憩とあわせて、衣類の素材や着心地にも目を向けながら、無理のない範囲で運動を続けていきましょう。
リハビリベースでは、4周年イベントの際にオリジナルユニフォームを製作しました。
デザインに込めたテーマは、「I can move」。「MOVE」には身体を動かすだけでなく、「人の心を動かす」「感動させる」という意味もあります。リハビリを通して生まれる身体の変化や感動も、この言葉に込めました。
運動に向かう気分が高められるデザインも大切です。自分のお気に入りのリハビリ用ユニフォームを見つけて、日々のリハビリをより快適に、楽しく行っていきましょう。
参考
「ポリエステル素材は暑い?ポリエステル素材の魅力についてご紹介!」(白洋舎 https://www.hakuyosha.co.jp/media/toB/uniform00039 閲覧日2026/7/24)
「ポリエステルとレーヨンの違いって何? 特徴・メリットデメリットから最適な選び方を詳しく解説」(SOLOTEX https://www.solotex.net/column/polyester-rayon/ 閲覧日2026/7/24)
「綿と麻(リネン)の違いと比較、使い分けかた」(綿1000% https://www.cotton1000p.com/blog/knowledge/cotton-linen 閲覧日2026/7/24)