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バレンタインに知っておきたいカカオの健康効果と選び方


はじめに


2月と言えばバレンタインデー
催事場にはチョコレートが溢れ、大切な人への贈り物や自分へのご褒美として選ぶ方で賑わっています。

チョコレートを受け渡しする男女のイラスト


数あるお菓子の中でも、チョコレートは世界的に広まっている、特別な甘味です。
実はチョコレート、その原料であるカカオ豆は古来、その成分が体にもたらす作用からか、現在以上に重要視されていました。

例えば中南米では、戦士が戦闘意欲を向上させるような時に、カカオから作った飲料が使われました。その重要性からか、その地域では貨幣としても扱われていました。記録によれば、カカオ豆3粒で七面鳥のたまご1つくらいの価値があったようです。

さらに、ヨーロッパに広まった当初は、カカオ豆は薬や滋養を目的として飲まれていました。
ロンドンで初めてチョコレートのお店が開店した際は「その優れた効能はどこでも大評判。万病の治療、予防に効果あり。効能を詳しく解説した本も同時に販売中。」と宣伝されたそうです。
そこに蜂蜜や砂糖を入れたことで、嗜好品としての価値が高まり、世界中に広まっていきました。

ちなみに、日本に伝わってきたのは江戸時代です。しばらくは外国の珍味として高価でしたが、明治頃になって一般でも楽しまれるようになっていたようです。


実際のところ、カカオ豆には様々な健康効果があることが研究で明らかになっています。
現在では多くのチョコレートに砂糖などが入っているため、取り過ぎは悪影響も考えられますが、量や選ぶ方法に気を配れば、食事の楽しみを一つ増やしながら栄養を取ることができます。

バレンタインを機にカカオの力を知って、日常生活に取り入れてみるのはいかがでしょうか?


カカオに含まれる健康成分


カカオの栄養として、最も代表的なものは「カカオポリフェノール」です。

「ポリフェノール」については、カカオ以外でも耳にすることがあるかと思います。植物が自身を守るために作り出す成分で、ほとんどの植物に存在しています。強い抗酸化作用を持っているため、ビタミンCやビタミンEと同様に、老化防止を期待できます。

このポリフェノールは種類によって、独自の機能を備えています。
カカオポリフェノールの場合、体内への吸収率が良いエピカテキンという成分が主になっています。心血管系疾患など、多くの疾患に効果があると言われている成分です。同じ成分は赤ワインや緑茶にも含まれますが、カカオには特に豊富に含まれているため、より効率的に摂取することが出来ます。

その効果は具体的には、血圧低下や、動脈硬化予防、美肌効果。アレルギーの改善も期待されています。

さらに、高い抗菌作用もあります。
研究では、2週間、歯磨きなどを避けながら純ココア100mlを飲んだところ、歯周病に関連する菌の割合が減少したそうです。歯磨きの後には何も食べない、というのが一般的な考え方ではありますが、歯周病の予防や、口臭が気になる方は、純ココアを飲んでみると良いかも知れません。

ラテアート風ハートの描かれたコーヒーカップを持つ手のイラスト


カカオには少量のカフェインと、テオブロミンという成分も含まれています。テオブロミンはカフェインに似た構造を持つ成分ですが、カフェインよりも穏やかに作用します。カフェインのように一気に覚醒すると言うよりも、「ほっとする」「リラックスする」という感じ方の方が近いかと思います。
長時間の集中に導くような効果なので、リハビリ休憩時のおやつにはちょうどいいかも知れません。

割合としてはテオブロミンの方が多く含まれていますが、カフェインに弱い体質の方や眠る前には、大量の摂取は控えましょう。


カカオには、マグネシウム、鉄、カリウム、亜鉛など、様々なミネラルも含まれています。

特にマグネシウムは、筋肉の緊張を和らげたり、神経の働きを正常に保ったりする重要なミネラルです。現代人は不足しがちと言われているため、カカオから摂取できるのは嬉しいポイントです。

鉄分も豊富で、特に女性や高齢者に不足しがちな栄養素を補うことができます。


チョコレートの選び方



カカオの栄養素をより良い形で得るためには、カカオの含有量が高いものを選ぶことが大切です。

左から白いチョコレート、茶色いチョコレート、濃い茶色のチョコレートが並んだ画像


一般的に、「ミルクチョコレート」と名のついた商品のカカオ含有量は20~40%で、残りの大部分は砂糖や乳製品です。こういったものを食べ過ぎると、むしろ糖分や脂質の取り過ぎが心配になってきます。
しかも、カカオに含まれるポリフェノールは、甘いものと一緒に食べると脂肪吸収の効果が強く働いてしまい、抗酸化作用については弱まってしまいます。

健康効果を期待するなら、カカオ含有量がより高い、ダークチョコレートがおすすめです。現在ではカカオの含有量が70%~90%あるハイカカオと呼ばれるような製品もあります。
純ココアも、カカオを取り入れる方法として適しています。水分補給も大切ですから、ほっと一息つく時に、純ココアを選んでみてはいかがでしょうか。

チョコレート、ココアが代表的な加工方法ですが、「カカオニブ」というものもあります。カカオニブとは、カカオ豆を砕いたもので、砂糖や添加物が一切含まれていません。好みは分かれますが、そのままスナック感覚で食べたり、ヨーグルトやシリアルにかけたりと、いわゆる「ちょい足し」が出来るため、毎日に軽い変化をつけたい方にオススメです。

ただし、カカオは本来苦いものであるため、カカオの含有量が高くなる程に苦みも強くなります。苦みが苦手な方は、乳化剤、香料などの添加物が少ないものを選んでみてください。


そして、どんなものであっても、食べ過ぎないことは大切です。
空腹時に食べると血糖値が急上昇することもありますので、食後などにデザートとして、板チョコ1/3程度など、適度な量を心がけましょう。先述したように、カフェインに敏感な方ですと眠りにくくなる可能性もあるので、眠る前も避けた方が無難です。


おわりに


リハビリは、時に大変で、思うように進まないこともあるかもしれません。そんな時こそ、季節のイベントを楽しんだり、美味しいものを味わったりすることが、前向きな気持ちを保つ力になります。

バレンタインは、街に催事場が並び、様々なチョコレートが揃う楽しい季節です。中身だけでなく、その見た目や外装のデザインも、工夫が凝らされたチョコレートがショーケースの中にはたくさん並んでいます。
日々に彩りを添えるような気持ちで、ぜひ足を運んでみてください。

「チョコレートを買いに行ってみたいけれど、歩くのが少し不安」という方も、ご安心ください。当施設では、屋外歩行の練習も行っております。



これからの季節に気になる花粉症への対策もばっちりです。

大切な人のために選ぶ、自分へのご褒美として選ぶ、一緒に選ぶ楽しさを味わう。バレンタインの楽しみ方は、人それぞれです。皆様、素敵なバレンタインをお過ごしください。

チョコレートを楽しみながら、2月も一緒にリハビリを頑張っていきましょう!




参考
「「カカオポリフェノール」はどのようなものですか?」(日本チョコレート・ココア協会 http://www.chocolate-cocoa.com/lecture/q3/ 閲覧日2026/2/5)
「世界の歴史 チョコレートの始まり」(日本チョコレート・ココア協会 http://www.chocolate-cocoa.com/dictionary/history/world/w01_a.html 閲覧日2026/2/5)
「ココアの口腔内衛生への応用」(ココアレポート https://www.morinaga.co.jp/cocoareport/mouse 閲覧日2026/2/5)
「『ポリフェノール』とは?医学博士に聞く、体にもたらす効果と正しい摂取方法」(東洋大学 近藤和雄 https://www.toyo.ac.jp/link-toyo/life/polyphenol/ 閲覧日2026/2/5)


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