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自費リハビリの実際と本音

皆さんは自費のリハビリ施設のイメージをどのようにお持ちですか?
・ポジティブなイメージをお持ちの方は
「より専門的なリハビリを受けられる」
「リハビリ時間を増やすことができる」
「自費でもこういう施設があると助かる」
など

・ネガティブなイメージをお持ちの方は
「自費リハビリといえど料金が高い」
「場所が少なく選べない」
「医師の指示書など無くていいの?」
など

良くも悪くも、捉え方は人それぞれで、まだまだ知らないことだらけです。
どこの自費リハビリ施設も手探りのため、情報開示もままならないところがほとんどだと思います。
リハビリベースでは開業してから1年半を経過しますが、上記の例はほんの一部ですが、実際のお客様からいただいたお声です。

今回は、私の独断と偏見で、私見をお伝えさせていただきます。
(*あくまでも独り言です。他社さんとのトラブルは当方では責任を負いかねますのでご了承ください。最近では近隣他社さんがリハビリベースを真似したホームページや文言を使っているので、ご注意を!!!)

「自費リハビリは料金が高い!?」


 「自費リハビリの料金が高いよ。」という指摘はよく受けます。先日も「どんな人が利用するんですか?セレブですか?」と言われたことがあります。答えとしてはNOです。もちろん、裕福な方もいらっしゃいます。
 でも、子育て世代の方、金銭的にもギリギリで最初から1クールだけ行う方。背景はさまざまです。
 
 けれども、共通点があります。
 
 それは、
 「もっと身体を動かしたい!良くなりたい!」
 という熱い思いです。
 
 決して、セレブの方のための施設ではないのです。
 

では、なぜ高い。と思うのか。

理由は大きく2点あると思います。

①医療保険・介護保険の1割から3割負担と比べる。
②普段受けているリハビリと違いがわからない


①は比較対象からすると10倍から3.5倍の価格です。そのため、1時間1万円程度する自費リハビリを高いと感じるのは当然です。
けれど、本来であれば医療保険や介護保険が無ければかかってくる費用になります。

社会保障費という名の税金で補填されているだけです。
実は、世の中には自費と言われるものは多くあります。わかりやすく考えると美容代、パーソナルトレーナー代、学習塾などの習い事など自費です。
けれども、ほぼ無料で出来る美容法を実践されている方、体を動かし健康を維持できる人、学校の勉強を一生懸命行っている人もいますが、それでも美容室に行き、スポーツジムに通い、週に数回の学習塾に通っている方もいます。

 つまり、必要な方にとってお金の高い、安いは大きな問題ではなく、どんな姿になりたいのか、どんな未来を目指しているのかが重要なんです。
 そして、自分自身にあったやり方を見つけて、全部自分で行う方、自分とプロの意見を聞いてハイブリットで行う方、すべてプロにお任せの方など、多様に選択されています。ただ、自費リハビリは比較が公的な保険と比べてしまっているだけなのです。また、気に入らなければ別のところに行けばいいのです。
 
 
 大事なのは行動です。
 
 
 
 「都度払いはないの?」ともよくお話を受けますが、リハビリベースは継続者向けのプランとして都度はございますが、最初お選びいただくコースはまとめた金額をいただいております。これには理由があるのですが(今回は割愛します。)、評価し、短期目標、長期目標を設定していくにはある程度の回数が必要です。
 それは、多くのセラピストであれば当然と感じますが、世間一般的には分かりにくいところだと思います。
 都度を全否定するわけではないのですが、都度による目標はなんでしょうか。
 
私達は一度きりの魔法使いではありません。一緒に目標に向かって進む伴走者です。時には前から引っ張り、時には横に寄り添い、時には後ろから後押しや声掛けをします。そして、身体反応からしても約3-4週間で慣れが出てきます。そこから、身について定着するには3-6か月と時間が必要な事があります。

それでも、行ってみるのは不安。という方もいらっしゃると思います。
私たちは不安な方に向けて、返金保証制度を設けています。その制度を利用すればいいのです。慣れるまでの期間で効果を感じ難ければ、その制度を利用してください。

正直、私自身も最初は自費リハビリの料金をいただくのが不安でした。
しかし、今ではより仕事に専念し、より勉強し、より皆様を満足していただけるためのエネルギーになっています。
皆様のもっと良くなりたい!という気持ちは私達にも、皆さまを支えるご家族にもパワーになります。



②普段のリハビリと違いがわからないというのは、受け手が感じる場合と家族が感じる場合の2通りあると思います。
受け手が違いがわからないのは、申し訳ございません。私達の力量不足、または素晴らしいセラピストさんに担当してもらっているのでしょう。
しかし、家族がわからない場合は受け手の意見を優先していただきたいです。

脳血管疾患や難病の方の中には発語がうまく行かないため、上手く表現ができない方もいらっしゃいます。まずはお試ししていただき、受け手の反応を見てください。

きっと一生懸命良くなりたい!という強い思いが感じられると思います。

 また、決して普段のリハビリと違いがわからないことは実はネガティブな要素だけではないんです。それは、医療保険や介護保険のリハビリ担当と目標を共有している場合、同じことをしながら精度を高めている場合もあります。
 病院では毎日リハビリを2~3時間受けれていたのが在宅では約1/10以下になってしまいます。せっかく、身についたスキルを忘れないように、また新しい動作やスキルを獲得するためにもリハビリの時間が必要です。


リハビリ時間は成果に比例します。

辛抱強くも変化を待つ必要があることもあります。


 皆様が関わっているセラピストはご自身の夢や希望に沿ってくれていますか?口だけでなく一緒に行動してくれますか?
 保険内では「まあまあ無理しないで。安全に、安全に。」と言われることが多いです。しかし、私たち人間の時間は有限です。桜もあと何回見れるのか、行きたいところにいつ行けるのか、時間が解決してくれることではありません。身体を動かし、リハビリに取り組み、それはフィットネスの領域と言われても目標に向かって動くことが何より重要です。先日も「心がワクワクすると体も動くね!」というお言葉をいただきました。
 どんな目標を持ち、どんな未来を達成するのか。是非一度、落ち着いて考えてみませんか。

「場所が少なくて選べない」


 このような意見もいただきます。率直にお話しすると、自費リハビリ施設は10年前くらいから少しずつ増えているのが実際です。
 つまり、 自費リハビリはこれからの新しい選択肢なのです。
 
 自費リハビリのルーツを辿ると、いろいろありますが、全国的にも、理学療法士が知っている有名人には故入谷誠先生がいました。 日本のスポーツ界、芸能界の足元を支えた入谷式インソールの産みの親です。確か、鍼灸師の資格も持っていましたが、全国の理学療法士協会に呼ばれては講習会を開き、様々な勉強会にも呼ばれたスーパー理学療法士です。
 私も何度か勉強会に参加させていただき、研究所の方にも行かせていただいた尊敬するTop Of Topの日本を代表する大好きな理学療法士です。
 
 そんな、スーパー理学療法士しか、自費の世界は無理なんだろうな。とも考えていた時期もありました。

 また、法律の壁もあります。
 理学療法は本来医師の指示の基、行う医療行為です。
 コンプライアンスを意識するがあまり、自費の門を業界として叩けない状態でした。(実際に自費の誤解から後ろ指さされた事もあったようです。きちんと法律尊守していれば、違法ではなく違いでしかないのですが…)
 
 そのため、他の職種がリハビリと称して自称リハビリとして提供している場合や理学療法士の資格を持っていたとしても知名度の高いパーソナルトレーナー、整体院の整体師として働いている方々もいらっしゃいます。そのため、理学療法士が病院やクリニック以外では見えない状態でした。
 
 しかし、近年社会保障費の抑制に向けて、自助、互助、共助、公助という言葉が使われています。
 互助は地域のつながりを意識したとても重要な要素ですが、自助という言葉の方が一般的にも知られるようになりました。(とある発言が大きなきっかけになったため…)介護予防にも関わる身としては俗にいう100%自己責任!という言葉と混同してほしくはないのですが、つまり自分の健康は自分の努力で守ることもある程度は重要。という事です。
 
 
 そこで、介護予防を目的とした行為にも理学療法士と名乗ることが出来るようになったのです。
 
 
 2023年11月27日の朝日新聞デジタルの記事では「健康づくりのための身体活動・運動ガイドについて」厚生労働省の検討会が行われました。そこでは、成人は1日8000歩を目安に60分以上の歩行、筋トレを週2~3回。高齢者も1日6000歩を目安に40分以上の歩行と週2~3回の筋トレ。を推奨しています。これらにより、転倒予防や死亡や心疾患、がん、糖尿病などのリスクが10~17%低下する報告もあります。世界保健機構(WHO)のガイドラインも参考にしているようです(一部改)。
 
 自身の健康を自分で守る自助がより求められており、それらを支える支え手も必要とされています。

 それら様々な解釈から自費リハビリは拡大しています。
 
 今までの一握りの特別な理学療法士の事ではなく、きちんと勉強し、より成果にコミットするための施設として挑戦するセラピストが増えているのです。
 新しい選択肢であることに間違いないですが、ご利用者様から「こんな施設を待っていたのよ」と言われることもあります。
 
 皆様のお住いの近くに良いところがあるかもしれないですし、より選択できる意味ではリハビリベースもおススメです。
 当施設はJR中央線の中央特快が停車する国分寺駅の南口から徒歩1分の場所にあり、23区や八王子市や青梅市からもいらっしゃいます。また、西武線も通っているため埼玉県からもいらっしゃいます。バスのアクセスもよく、京王線の府中方面からもいらっしゃいます。
 
もし可能でしたら、いろんな自費施設の体験や見学をしていただき、最後にリハビリベースに来てください。きっと、ご満足のいただける体験をご提供いたします。

「医師の指示書が無くていいの?」


 原則、医師の指示書や看護師や担当理学療法士・作業療法士からいただく退院サマリーがあれば、とても嬉しいです。けれども、ほとんどの自費リハビリ施設は医療施設ではないため必ずしも必要ではありません。
 美容室行くのに医師の指示書が必要ですか?学習塾に医師の指示書が必要ですか?スポーツジムに行くのに医師の指示書が必要ですか?答えはNOです。
 
 私たちのところには退院直後にいらっしゃる方もいます。しかし、指示書の発行が同時に行える場合もあれば、1か月くらい経ってから発行される場合もあります。
 病院やクリニックによって発行までの日数は様々であり、一様ではありません。また、指示書ももらえないリハビリ難民の方もいらっしゃいます。それは、比較的若い層や仕事している方です。若くても、軽症でもリハビリを求めている方は多くいらっしゃいます。
 また、最近よく耳にするフレイルの方は介護予防の最前線です。
 
 自費リハビリ施設はそんな方々に向けて、シームレスにご案内できる施設です。時間は有限ですから、1日でも早く、目標に向けた取り組みを行うべきだと感じます。

まとめ

今回、書いた内容は私の独断と偏見による私見です。もしかしたら、間違っていることもあるかもしれません。その際は、申し訳ございません。
しかし、多くのご利用者様、そのご家族、これから自費リハビリを探している方の参考になると自信があります。

なぜならば、当施設に来ている方々の声を基にこのブログを作成しているからです。
また、病院やクリニック、自費リハビリ施設で働く理学療法士にとって参考になるかもしれません。(参考にしても良いけど、必ず引用をお願いします。)

 病院やクリニックで働いているセラピストの先生方へ。
 私たちのことは、まだ未知の存在かもしれません。しかし、現実に増えています。これからは自費リハビリ施設も透明性を持ち、より病院スタッフとのコミュニケーションが必要になると思います。
 是非、一緒に患者様、ご利用者様の未来を明るくする協働が出来たら嬉しいです。

 同じような自費リハビリ施設で働いているセラピストの先生方へ。
 私達はライバルでもありながら、運命共同体です。よりご利用者様の未来にコミットしながら、社会へ貢献していく。そんなところでは、お互いの良いところを伸ばしていく必要があると思います。
 時代の新しい選択肢であるため、パイオニア精神で一緒に日本を元気にしていきましょう!

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この記事を書いた人

小児から高齢者、俳優からスポーツ選手のリハビリを経験。ラグビーワールドカップ2019のスポーツマッサージセラピスト、TOKYO2020大会の医療スタッフとして派遣経験あり。スポーツ現場へのサポート、地

原嶋崇人 リハビリベース国分寺院長 運動器認定理学療法士

小児から高齢者、俳優からスポーツ選手のリハビリを経験。ラグビーワールドカップ2019のスポーツマッサージセラピスト、TOKYO2020大会の医療スタッフとして派遣経験あり。スポーツ現場へのサポート、地域高齢者に対しての介護予防や転倒予防事業の講師などを行っている。