台風と関節痛
今年も台風シーズンが到来しました。本日は関東に台風7号が接近してますね!
台風が接近すると、気圧の変化によって関節痛や頭痛が悪化することがあります。台風が近づくと気圧が下がり、関節内の圧力が変わるため、痛みを感じやすくなることがあります。痛みの理由と対策方法を簡単にですがまとめてみました。
‐内容‐
1. 関節痛が悪化する理由
2. 対策方法
【関節痛が悪化する理由】
① 気圧の低下による間接内と関節周囲の組織に影響を及ぼします。
台風が近づくと気圧が低下します。通常、私たちの体は外部の気圧と内部の圧力が均衡していますが、気圧が急激に下がると、体内の圧力が外部の気圧と均衡を保つために圧力が変化します。この変化が、関節内の液体や組織に影響を与え、痛みを引き起こすことがあります。そして、低気圧によって関節周囲の組織が膨張し、これが神経を圧迫することで痛みを感じることがあると言われています。特に、関節炎や古傷のある関節は影響を受けやすいと言われています。
② 温度の変化が関節周囲の組織を硬くして血流を低下させてしまうことがあります。
台風による急激な温度変化も、関節の痛みを悪化させる要因となることがあります。急激な温度低下が関節周囲の筋肉や靭帯が硬直しやすくなり、これが関節の可動性を低下させ、痛みを引き起こす要因となります。そして、血流の低下は寒さによって血管が収縮し、血流が悪くなることで、関節への酸素や栄養の供給が減少し、痛みを感じることがあります。
【対策方法】
ⅰ温める(温熱療法):
関節痛の緩和には、温熱療法が有効です。温めることで血管が拡張し、血流が改善されます。これにより、筋肉の緊張がほぐれ、関節の可動域が広がるため、痛みが和らぐことがあります。温める方法としては温かいタオルやホットパック、温浴などを使用して、痛みのある関節を温めると良いです。ただし、皮膚を火傷しないように注意することが重要です。
温泉や暖かいお風呂: 温泉や暖かいお風呂に浸かることも、関節痛の緩和に効果的です。
ⅱ軽い運動:
ストレッチや軽い運動で関節を動かすと、硬直を防ぐことができます。関節痛があると動かしたくなくなることがありますが、適度な運動やストレッチを行うことで関節の柔軟性を保ち、硬直を防ぐことができます。動かすことで関節液が循環し、滑らかな動きを維持できるため、痛みの軽減につながります。
具体的な運動例として、ヨガ、ウォーキング、簡単なストレッチなどが効果的です。無理なく行える範囲で、少しずつ動かすことがポイントです。
ⅲ十分な水分摂取:
体内の水分バランスを保つことも重要です。水分は関節のクッションである関節液の主要成分です。体内の水分が不足すると、関節液が減少し、関節の動きが滑らかでなくなるため、痛みを感じることがあります。また、脱水は筋肉や靭帯の硬直を引き起こしやすく、これが関節痛を悪化させることもあります。そのため、適切な水分補給を行うためには、こまめに水を飲むことが大事です。体内の水分バランスを保ち、関節の健康をサポートします。特に、台風などで気圧や天候が変化する時期には、水分補給を意識することが重要です。
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原嶋崇人 リハビリベース国分寺院長 運動器認定理学療法士
小児から高齢者、俳優からスポーツ選手のリハビリを経験。ラグビーワールドカップ2019のスポーツマッサージセラピスト、TOKYO2020大会の医療スタッフとして派遣経験あり。スポーツ現場へのサポート、地域高齢者に対しての介護予防や転倒予防事業の講師などを行っている。