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【脳出血】

Disease Sample

脳出血について

 脳出血とは

脳出血は、脳血管が破裂し、流れ出た血液が、脳内の神経細胞を障害する病型です。原因は、高血圧など生活習慣病から引き起こされる出血が多く、他にも動脈瘤破裂、脳動静脈奇形など、血管の病気が挙げられます。脳内の出血部位により、被殻出血・視床出血・くも膜下出血・小脳出血・脳幹出血などに分類されます。症状や重症度は、出血が起きる場所、または血種の大きさ(出血量)によりますが、運動麻痺や感覚障害、構音障害、嚥下障害、高次脳機能障害などを呈します。
*高次機能障害(例:言語障害・注意障害・記憶障害・失認・失行・半側空間無視・遂行機能障害・行動と情緒の障害など)
 脳出血×リハビリ

脳出血の部位や、重症度によって、運動麻痺・感覚障害・関節可動域の低下・高次脳機能障害などの症状を呈し、後遺症が日常生活動作(ADL)に影響します。そのため、リハビリ内容も個別性が重要です。基本的に、麻痺側の運動麻痺や感覚障害に対して、可動域訓練から神経筋促通と、筋力強化を図っていきます。また基本動作として、寝返りや起き上がりの起居動作から、立ち座りや歩行の再獲得を図っていきます。高次脳機能障害に対しては、まず運動量を多く取り、脳の血流量を圧倒的に上げることで、覚醒向上を図ります。各障害に対して課題や練習を繰り返すことで、機能改善と日常生活の参加、復職へ繋げていきます。

リハビリの流れ

初期評価

・運動麻痺の度合い、感覚障害、関節可動域、疼痛(痛み)の評価
・高次脳機能検査
・姿勢や動作分析、AI動作解析装置Sportipによる歩行解析

目標設定、プログラムの立案

・初期評価と、脳出血の発症時期や脳画像(持ち込み)から、予後予測
・初期評価結果を、動画やSportipの解析結果を通して共有
・ご本人の目標を聞きながら、リハビリプログラムの立案(ライフゴールシート)
・期間や、通いの頻度を決めてリハビリを実施


リハビリの実施

・関節可動域訓練、筋力強化、麻痺側神経筋促通
・姿勢や歩行を含めた動作パターンの修正
・自主トレーニング指導と、継続したモニタリングの実施
・ライフゴールに沿った、目標達成度合いのチェック
・必要であれば、家屋評価から家屋調整、及び改修の提案

ご利用者様紹介

20代
男性
小脳出血後遺症
50代
男性
脳出血後遺症
電気刺激(IVES)リハビリ
50代
男性
脳出血後遺症
70代女性 脳出血後遺症
70代女性 脳出血後遺症
70代
女性
脳出血後遺症
40代男性 被殻出血後遺症
40代男性 被殻出血後遺症
40代
男性
被殻出血後遺症