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【くも膜下出血】

Disease Sample

くも膜下出血について

 くも膜下出血とは

くも膜下出血は、血管が破れ、脳が覆われているくも膜の内側に、血液がたまり、引き起こされる脳血管疾患の一種です。脳皮質内で引き起こされる出血による、脳細胞へのダメージというより、脳が圧迫されることで、歩行や意識障害などの後遺症が引き起こされる病型です。くも膜下出血は、後遺症として他の脳出血でみられる片麻痺を呈することは稀であり、意識障害や歩行障害がみられるのが特徴です。
 くも膜下出血×リハビリ

リハビリベースでは、運動量を圧倒的に多くしていくことで、意識障害の改善を図っていきます。歩行障害に対して、体幹機能など弱い部分に対してアプローチをすることと、バランス機能の向上や歩容を修正していくことで、歩行の再獲得を目指していきます。

リハビリの流れ

初期評価

・運動麻痺の度合い、感覚障害、関節可動域、疼痛(痛み)の評価
・高次脳機能検査
・姿勢や動作分析、AI動作解析装置Sportipによる歩行解析

目標設定、プログラムの立案

・初期評価と、脳出血の発症時期や脳画像(持ち込み)から、予後予測
・初期評価結果を、動画やSportipの解析結果を通して共有
・ご本人の目標を聞きながら、リハビリプログラムの立案(ライフゴールシート)
・期間や、通いの頻度を決めてリハビリを実施


リハビリの実施

・関節可動域訓練、筋力強化、麻痺側神経筋促通
・姿勢や歩行を含めた動作パターンの修正
・自主トレーニング指導と、継続したモニタリングの実施
・ライフゴールに沿った、目標達成度合いのチェック
・必要であれば、家屋評価から家屋調整、及び改修の提案

ご利用者様紹介

60代男性 くも膜下出血 水頭症合併
60代男性 くも膜下出血 水頭症合併
60代
男性
くも膜下出血
水頭症合併