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【パーキンソン病】

Disease Sample

パーキンソン病について

 パーキンソン病とは

パーキンソン病は、脳内の神経細胞が進行性に損失する神経変性疾患です。主にドーパミンを生成する細胞が影響を受け、これにより運動制御に関わる症状が現れます。代表的な症状には、手足の震え、筋肉の硬直、動作の遅さ、バランスや歩行の問題があります。現在、パーキンソン病の根本的な治療法は存在せず、主に症状の管理と生活の質の向上を目指した治療が行われています。パーキンソン病のコントロールには、理学療法、作業療法、言語療法などのリハビリテーションは患者の運動能力、日常生活の質、コミュニケーション能力の維持・改善に重要な役割を果たします。
 パーキンソン病×リハビリ

進行度合いにより、リハビリ内容は異なりますが、パーキンソン病に対して、リハビリは有効と示されています。全身の筋緊張の緩和、姿勢から歩行を修正していくことで、徐々に進んでいく動作の困難さを遅らせることが出来ます。中等度から重度の方に対しても、筋緊張の緩和や、動作練習を行うことで、進行に対し、日常生活動作を維持、改善していきます。

リハビリの流れ

初期評価

・生活状況の確認
・パーキンソン症状の進行度合いや、筋緊張の評価
・姿勢や動作分析、AI動作解析装置Sportipによる歩行解析

目標設定、プログラムの立案

・初期評価結果を、動画やSportipの解析結果を通して共有
・ご本人の目標を聞きながら、リハビリプログラムの立案(ライフゴールシート)
・期間や、通いの頻度を決めてリハビリを実施



リハビリの実施

・パーキンソンの各症状に対してのアプローチ
・姿勢や歩行を含めた動作パターンの修正
・自主トレーニング指導と、継続したモニタリングの実施
・ライフゴールに沿った、目標達成度合いのチェック